【2009年9月再訪】

元です。

モツ鍋ブーム立役者の蟻月。ブームというと盛り上がって落ち着くもんだが、この店は相変わらずの盛況ぶり。年に1回は食べたくなるここ独特の強いにんにくと甘みの味わい。定番の赤、白、金、夏場の炎に加えて、銀(テールスープ)がラインナップに加わっている。バラエティーのある中では、比較的やさしめの味わいで、「蟻月ちょっと味きつすぎるの」って人にいいかも。

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とはいっても、にんにくの強さはすごい。スープより一歩前面に来てるかもね。

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定番酢モツ。

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こちらも定番明太子玉子焼き。

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赤も。

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白も。色々な味を順番に楽しむのを歓迎してくれるお店の姿勢もグッド。スープはキープしてくれるしね。


【2007年12月訪問】

元です。

冬に向かって寒くなっている今日この頃、レストラン別のアクセスが高まっているのがモツ鍋のここ。相変わらず予約困難で、予約が開始できる2週間前の15時半から電話しても繋がらない蟻月。プラチナチケット電話を頑張ってくれた妻に感謝して、8人で訪問。この店が2003年にオープンして、もう4年が立つが、キャパが小さいわけではないが予約が大変、人気衰えず。HANAREもあるのにすごい。

深夜までの営業は、モツ鍋というイメージからすると遅く、恵比寿という立地の夜の深さからすると妥当なのかもと思える26時までなので、実は22時以降なら割とすんなり入れることも多いらしいのだけど、「ニンニクが強く効いたもつ鍋を深夜に」というのはなかなか勇気がいるもんだってことだろう。

この日は20時スタート。20時に行くと、店の前には同じ予約時間のグループがわらわらしている。18時からの1回転目がいっせいに入れ替わる。

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お通しで出た若芽生姜。ガリなんだけど、生姜が若い筍のようなサクッと柔らかい歯ざわりでうまかった。思わず追加。

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定番の酢モツ(578円)。モツの美味しさを確かめることができる前菜。柚子胡が利いて、ビールというより焼酎に合う。

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ガメ煮(578円)。

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レバ刺(893円)。その時で若干質にムラがあるかな。

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唐揚げ(788円)。

しかし、いつも同じもの注文してしまう。他にもメニューあるのに、きっと知らない美味いのがあるんじゃないだろうか。

さて、8人いるので、(夏場にある炎を除いて)3種類あるモツ鍋(1人前1,260円)を全部いってみる。

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金のモツ鍋は、塩ベースのスープのモツ鍋をポン酢で。

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赤のモツ鍋は、醤油。

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白の持つ鍋は、味噌。モツ鍋といえば、醤油味のイメージがあるが、この店の一番人気はオリジナルの白らしい。どれもとても美味しいけど、8人の人気投票の結果は赤がNo.1。

赤(醤油)5票
白(味噌)2票
金(ポン酢)1票

更に〆ものは、五島うどん、チャンポン、雑炊と3種類あり、どの味と組み合わせようかと考えると9通りもある。こちらも多数決で、白でチャンポン、赤で雑炊。

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雑炊はスープが煮詰まったのでやや味強め。薄めに作ってもらったほうが美味しいかも。以上で、飲んで食べて1人6,000円くらい。

この店が相変わらず予約困難なのは、フードスタジアムでも分析しているが、昔バブルの頃にあったモツ鍋ブームと違って、モツが断然に美味いのがひとつじゃないかと。家でもスーパーで買ったモツでチャレンジしてみたのだけど、断然違うのはモツのクオリティ(もちろん味も再現できないんだけど)。

「鍋」ってのは家庭料理で、「これなら家でも近いものはできるよ」という鍋メニューを出すお店が結構ある気がするし、そういう店にはあんまり価値を感じない。だけど、蟻月で食べられるような質のモツはなかなか普通に生活圏内で手に入れるのは難しいのではと思われ、だから「わざわざ外食する」価値があるんじゃないかと。それをそこそこリーズナブルに、そしてこれまた「外食する」価値のある玉子焼きや、酢モツなどのサイドメニューと一緒に楽しめるってのが、ブームとしてのモツ鍋じゃなく、実力としてのこの店の価値なんだろう。

あとは、お店の内装やスペースも気持ちよいのも含めると、グループで、誰もが認める美味しい料理を、お酒と一緒に、そこそこリーズナブルに楽しめる、となる(実際グループが多い気がする)。実は「そこそこリーズナブル」「グループで過ごしやすい空間」「特徴的だけどみんなが認める美味しい料理(家庭で作れない)」「繰り返して訪問しても飽きないサイドメニューのバラエティ」などの条件を満たすお店は、まだあんまりないしポテンシャルがあるのかもしれない。接待や会社の宴会っていうのが減って、気心の知れた友人や仲間での外食ってのは増えているような気がするし。


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【2007年2月再訪】

元です。

もはや、メジャーになり尽くしていて、一巡していると思われるのだが、未だ予約困難。ジンギスカン同様、お店がいまだに増え続けているモツ鍋だが、そろそろ飽きられて、ブームと勢いで客の入っていたお店も閑古鳥が鳴き始めるのではと思う。

このお店が未だ予約困難なのは、やはりその実力ってことなんだろうと思う。この日は友人の誕生日会。8人くらいでワイワイと。ここの個室はトイレも近いし、スペースに余裕があって、落ち着けますな。

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注文が必の、さっぱり酢モツ。全体にコッテリ、もったりのメニューが多いので、貴重。コリコリの食感と酸味がいい。

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家でもチャレンジする明太子玉子焼き。ふんわりした弾力のある卵の地層の中に、遠慮がちなバランスで明太子が。作ってみて思うのは、このバランスが結構大事で、これ以上明太子が多いと、しょっぱからくなりすぎる。

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唐揚げもさくっと旨い。なんでかわからないが、まわりに粉を吹いている唐揚げや竜田揚げははずれがない、気がする。どうするとこうなるの?

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ちょっと光っちゃってるけど、モツ鍋は醤油。大分遅れて到着したのだが、大人数ということで、塩や味噌など複数食べていた様だ。やはり醤油が一番人気。

あいかわらず、旨いね。


【2006年3月再訪】

これで二桁回数は通っただろうか。予約の取れない状況は、2店舗目のはなれが出来ても変わらないようだ。

この時は、11人という大所帯で行った。当然のことながら、なべは3種類全部クリア。ちなみに本文で紹介している炎(チゲ)は時期限定で、今の時期にはない。この11人で3種類どれが一番おいしかったか投票してもらった。結果は以下のとおり。

赤(醤油) 10票
白(みそ) 1票
金(ポン酢)0票

はやり、醤油の人気が群を抜いているようです。

それと相変わらずのおいしさの明太子入り玉子焼き。この玉子のフワフワっぷりと、鮮やかな黄色。一体どのように作るのか、ということが酒席での話題に。「卵白を泡立てるのではないか?」「いや、それにしては黄色が鮮やかすぎる」「フワフワの状態でちゃんと固まって形状を維持しているのは何故か?」など議論は尽きない。結局どうやって作っているんだろうか?


【2005年9月再訪】

予約の取れないモツ鍋屋としてあまりにも有名になった蟻月。友人へのお礼をする機会があり、この店に久しぶりに来た。

恵比寿駅から徒歩15分と、決して立地に恵まれてはいないこの場所が予約困難なのは、ここのモツ鍋が人をひきつける力があまりにも強いから。オープンの18時頃には店の前に予約客がたまり始める。

20時頃入ると、1階のカウンター席、テーブル席、2階のお座敷、個室まで、カップルもグループも含め常に人がいっぱい。とはいえ、テーブル間に余裕を持たせたスペース作りで狭さを感じさせない。鍋の店にありがちな、エアコンの力を上回る熱気や暑さを抑える工夫なのかも知れない。暑がりの僕にもうれしい配慮だ。

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まず、頼まなければいけないのはこの「酢モツ」。新鮮なモツに玉葱、青葱を絡めてポン酢であっさりと。手前についている柚子胡椒。これがいい香りのアクセントになってくれる。このつまみだけでも、早速モツのレベルの高さを感じさせる。

もうひとつ、つまみとして食べるべき「レバ刺し」はこの日は売り切れ、残念である。焼肉屋も含めて「おいしいレバ刺しを食べさせるお店」としても、優秀なのである。

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チャンジャ。鱈の塩辛。

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ガメ煮。福岡の居酒屋のような、充実したおつまみメニューも、酒飲みにはうれしい。

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明太子入り玉子焼き。写真では見えないが、玉子焼きの中に明太子が入っている。「酒のつまみには厚焼き玉子は味がボヤッとしすぎなの」という人にもイケる味。蟻月でオススメしたいメニューのひとつだ。

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レバにら炒め。

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モツ鍋白(=みそ)2人前。鮮度が高く、良質なモツから出る出汁と脂+ニンニクでできる、うまみと甘みとコクが強い激ウマスープ、これが最大の特徴。そのスープで煮込まれた、モツ自身はもちろん、ニラ、キャベツ、ゴボウ、豆腐は食材由来の食感は残しながらも、そのスープに染まって一体となったなんともいえないおいしさ。

「モツって苦手だけど、ここの新鮮で臭くなくておいしい」と評されるお店は昨今大分多いように思うが、この店はさらにその一段上を行った、スープのウマさが際立つ。

味噌汁を食べなれているせいか、味噌はこの野菜素材とのなじみは一番よい味付けに思う。

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そして、こちらはモツ鍋赤(醤油)2人前。蟻月には、白(みそ)、赤(醤油)、金(ポン酢)、炎(チゲ)の4種類があるが、どれかひとつ選ぶなら、赤(醤油)がオススメだ。モツ鍋自体の出汁と脂のおいしさを一番前面に感じられるのがその理由。味噌味、ポン酢、チゲ、などと違い、味付けの強さがない分、素材のよさが前に出てくる。食べた瞬間一堂に笑顔がこぼれるウマさ

モツ鍋は2人前から注文できる。おつまみも頼むとすると、2人だと2人前、4人だと4人前でお腹いっぱいになる、というのが目安。途中で違う味の鍋に変えてもらってもイヤな顔ひとつされることはない。だから、人数がいるときには、数種類の味の鍋を食べ比べることをオススメする。この時は、6人での食事。まず白(味噌)を2人前、その後赤(醤油)を2人前。そしてあまりに評判のよかった赤(醤油)をさらに2人前追加、という形にした。

もちろん、モツ、野菜、スープの継ぎ足しも可能だが、僕の数回の経験上、スープのおいしさに飲みきってしまうパターンがほとんど。ゆえに色々楽しむのもまた一興である。

最後はちゃんぽん、うどん、雑炊のいずれかでしめる事ができる。この時はお腹が膨らみ、締めまではいかなかったが、オススメは雑炊。土鍋で炊くお米のおいしさは雑炊になっても十分楽しめる。米そのもののおいしさを堪能したければ、茶碗についで、モツ鍋をおかずに食べる楽しみ方もありだ。

翌日はニンニク臭が多少気にならないでもないが、しかしこのおいしさと満足感が毎回勝つのだ。

準備中の2店舗目(代官山)がオープンすれば、この混雑ぶりも多少改善されるのかもしれないが、予約は早めにするのがいい。予約日の2週間前の15時から予約開始だ。金曜から週末の予約をしたい場合は、なかなか電話自体が通じないため、人気ライブのチケット予約電話と同じ覚悟が必要。「2週間後の会食、接待、デートをどこにしようか?」という方、この店の予約にチャレンジしてみてはいかがだろうか?

オススメ料理:モツ鍋(赤)、酢モツ、明太子入り玉子焼き、レバ刺し、土鍋ごはん
オススメ度:★★★★★
予算:4,000〜7,000円
恵比寿・モツ鍋「蟻月」
03-5424-0656
渋谷区恵比寿2−9−5


【2004年9月再訪】

040914蟻月ポン酢

Blogを見た方から、「なんでそんなに長く旅行に行ってられるのか?」「仕事はしているのか?」などとよく言われるのだが、一応書き溜めたストックを毎日アップしているので、10日間バリの話があっても、実際はその半分の日数しかいってないのです。一応、誤解のなきよう。

蟻月に最近通い詰め。いよいよ、全部制覇できました。今回は、金=ポン酢。全部制覇した感想でいうと、

1位しょうゆ
2位みそ
3位ポン酢
4位キムチ

かなあ。1回で2種類食べれる(4人以上)なら、しょうゆ+みそ(orキムチ)。3種類選べるなら、しょうゆ+みそ+ポン酢かなあ。

【チカラのネタ】

 ここは、座席に余裕があるのもいい。


【2004年9月再訪】

040905蟻月玉子焼

040905蟻月レバ刺

早くも2回目。今回は、前回の赤(しょうゆ)とは違う、白(みそ)と炎(チゲ)を注文。こちらもウマい!でも醤油が一番かなあ。今のところ1位赤、2位白、3位チゲです。 このお店、モツ鍋以外のつまみもウマい。レバ刺は臭みがないし、玉子焼きの中に控えめに入った明太子もうまい。 そして土鍋で炊くゴハンも米ひとつひとつがたっていて鍋にぴったり。

【チカラのネタ】

 ああ、何回も行きたい店だ。すでにあと2回予約済み。

040905蟻月もつ鍋みそ

040905蟻月もつ鍋チゲ

040905蟻月ゴハン


【2004年9月訪問】

040831蟻月酢もつ

040831蟻月もつ鍋

以前から周りで「うまい」と聞いていた恵比寿のモツ鍋「蟻月」に行った。 結論からいうと最高にウマい!週に1回通いたい!モツ鍋というもの自体はじめて食べたという感動もゲタをはかせているのだろうが。もつ鍋は、白(みそ)、赤(しょうゆ)、金(ぽん酢)、炎(チゲ)の4種類。僕らは「後のちゃんぽん考えると、赤がいい!」という前情報で赤に。 いやウマい。モツって臭くないのですね。モツ煮のようなクセもないし。パクパク食べちゃいました。それから酢モツなるものも初めて食べたけど、最高。福岡出身の先輩に言わせると、「普通に食べる」酢モツも今後ハマる可能性高し。 焼酎の酒類も多く、酒が進む。

【チカラのネタ】

かなりうまいモツ鍋、にんにくの量もハンパない。翌日の会社では、一緒に行った人たちで「自分がどれだけにんにく臭いか自慢」がはじまる始末。 イタリア人てみんなにんにく臭いのかな?