元です。

大阪では有名らしいインデアンカレーに、丸の内のTOKIAに食べに行った。”インドカレー”でもなく”インディアンカレー”でもなく、インデアンカレー。食べるとなるほど、他にはないオリジナルの味。それも相当インパクトの強い味だ。

とんでもなく甘く、そしてとんでもなく辛いカレーがインデアンカレー。好きな人もそうじゃない人も一度食べたら忘れられない味だろう。

070326インディアンカレー外観

ビル同様、お店の外観もキレイ。表のショーケースには、インデアンカレー(730円)、ハヤシライス(600円)、インデアンスパゲティー(680円)の3種類が並ぶ。後は、オプションで大盛り、たまごなどを選ぶスタイル。

行列を並び、先に食券を買い、更にカウンター席が空くのを並んで待つ。カウンターはラウンド型の21席で吉野家スタイル。なので、行列はしているのだが、回転は早い。

070326インディアンカレールー大盛り

このお店にハマっているクライアントからの勧めに従い、インデアンカレーのルー大盛り(+200円)にする。キャベツのピクルスが別盛りでたっぷりついて来た。カレーはとろみのある薄めの色のルー。具はビーフのみのシンプルな形。このルックスを見る限りでは、どこにでもある普通のカレーに見える。

070326インディアンカレーアップ

しかし、一口頬張るとその瞬間に「甘っ!」と思う。カレーの甘口という甘さでなない、蜂蜜か砂糖を入れたような、そういう甘さ。ハワイアンのカレーにはよくフルーツを煮込んで甘さを出したものがあるが、その入れるフルーツの量を100倍にしたかのような、あるいは「リンゴと蜂蜜〜」をバーモントカレーの100倍入れたかのような甘さ。

そしてそう思った直後に、「辛っ!」。スパイスの辛さがガツンガツン舌を刺激し始める。思わず水を一口。辛いものが苦手な人には相当覚悟する必要があるほど、強い辛さ。僕自身もそれほど強い方ではないのだが、食べ進めるとこの辛さが後を引いてどんどんスプーンが動いてしまう。

味には「先味」と「後味」がある、ということを実感を持って勉強しようと思ったら、この店のカレーを食べるのが最も近道だろう。そう思うような味の変化の幅の大きさ。これはまた来てしまうね、間違いなく。

大阪では、1947年からやっている老舗で、なじみがあるようだが、東京では新しい味。人によっては好き嫌いが分かれるかもしれないが、印象に残る味には違いない。

オススメ度:★★★☆☆
丸の内・カレー「インデアンカレー」
03-3216-2336
千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA