【2007年8月訪問】

元です。

岩手旅行で盛岡から、三陸は宮古へドライブ。目指すは宮古魚菜市場。一般の人向けの海産物を中心とした市場で、鮮度の高いウニ、牡蠣を食べる。こちらでは、2つの食堂で海鮮を食べれる他、魚屋で店頭に並ぶ牡蠣をその場で食べさせてもらったりした。

070805佐比内カエル

こちらは、田舎で見かけたカエル君。

お盆前のこの時期は、ウニの終盤、秋刀魚のスタートという頃。「夏の岩牡蠣!」という気持ちが強かったのだが、どうやら三陸の夏牡蠣は養殖ものらしく、日本海側の秋田で天然物はとれるようだ。まずは、市場をぐるぐると物色する。

市場は海鮮だけでなく、肉、とうもろこしなど農産物、乾物なども置いてある市民の台所といった雰囲気。2つある食堂では、海鮮ものだけでなく、市場のおじさんがカツ丼を頬張っていたりする。

070806宮古市場牡蠣売場

その魚屋の1店岩舟商店で大きな牡蠣を買う。大きさによって、値段が違う牡蠣、一番大きな牡蠣で1つ280円。それを買って、殻を開けてもらう。

070806宮古市場牡蠣アップ

写真ではサイズ感が分かりにくいのだが、大人の手を覆い隠す大きさの牡蠣。そのまま頬張ると、磯の香りと海水の塩味が口の中を満たす。身はぷっくりと張りがあり、噛むとミルクかチーズのような風味と滑らかさが旨い。

なんとなくある養殖<天然という認識は、この牡蠣にどれほど当てはまるのだろうか?と思ってしまう。そもそも牡蠣について養殖と天然の品質の違いってどんなもんなんだろう?

美味しそう食べる様子が伝わったんだろう、隣にいた家族連れのお父さん「それ、どこで買えるの〜?」と聴かれる。

070806宮古市場うに丼1800

ウニ丼は時価で、この時は1,800円。オレンジ色の馬糞ウニより色が薄い紫ウニがこの辺では主流のよう。

070806宮古市場うに丼アップ

ミョウバンを使わず、海水につけてあるウニは、3日程度しかもたないようだが、その代わり臭みやえぐみのまったくなく、そして箸を入れると溶ける。このトロミも新鮮さの証なのかもしれない。ウニという具が乗ったウニ丼ではなく、ウニがソースとしてかかったウニご飯。

070806宮古市場牡蠣牛乳瓶

前出の海ごはんしまかで、宮古のウニについて聞くには、6月ごろからウニの時期が始まり、8月のお盆で終わるそうだ。お盆前のこの時期は、お歳暮需要と時期の終わりが重なって値段がやや上がり、1瓶200gくらいだろうか(牛乳瓶に詰まって売られている!)、この市場では1,700〜2,000円で売られていた。

070806宮古市場牡蠣家うに丼

東京に持ち帰って食べたが、これもやはり店で食べたの同様、ミョウバンを使ってない全く純粋なウニでうまかった。臭みのないウニなので、醤油より塩の方があうのでは?と思い、岩塩とわさびでウニ丼にする。これがヒット。うまいウニは、醤油より塩ですな。都内でも美味しいうに丼を塩だ食べさせるお店が知りたい!

まんぷく食堂
オススメ:時期のもの
オススメ度:★★★★☆
宮古魚菜市場
0193-62-1521
岩手県宮古市五月町1番1号