【2010年6月再訪】

元です。

最高の焼肉店とはやはりここの事をいうのだ、と再確認をさせてくれる金竜山。焼肉屋では予約の取れない店No.1のこちら、来店した客がお店のカレンダーを見ながら次回の予約していくもんだから、予約サイクルから一度脱落すると、お誘いいただかない限り、なかなか行く機会を失いがち。今回は、焼肉マニアの方から嬉しいお誘い、YakiniquestのGypsyさんNoMeat,NoLifeのBMS12さんと、その後輩さん。皆肉に対する造詣と経験の深さに尊敬してやまないが、何より肉への深い愛が感じられる方々だ。

今回は、肉の美味しさを最初から最後までとことん堪能させてくれるのはもちろん、大手チェーン焼肉店や、有名焼肉店との縁、この店のルーツについても、興味深い話を聞かせていただいた。

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一番奥のテーブルに陣取って、次々と焼き、食べる。わかってらっしゃる方々とのテーブルは、「人の分まで網に乗せてしまう」ような野暮はなく、肉選びにはストレートな執着を持ち、実に気持ち良い。

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ザクっとしたミノ刺しが、食感よくスタートを切らせてくれる。

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金竜山ならではのカットが特徴的な上タン塩。好みはより厚切りなのだが、薄切りでもいいタンならではのザクザク感がしっかりある。旨いね。

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なんとも美しい中カルビ。金竜山を特徴づけるのは肉質ももちろんだが、実はタレ。この甘みと旨みのバランスのよい味わいと肉質の良さで口の中で官能的にほどけていく。

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中より更なる刺しが入った上カルビ。

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中、上と来て、特上カルビ。ここまで来ると胸焼けしそうと思う人もいるかと思うが、こちらの肉は脂の質がよく、たくさん食べてももたれない。

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さてここで、おばちゃんがご飯と玉子とネギを持ち出す。特上カルビの皿に残ったもみダレにご飯をどさっ。

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玉子を乗せ、二刀流のスプーンでよくかき混ぜる。

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最高に贅沢なTKGの完成だ。

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そして、こちらも食べなければ行けない特上ロース。

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本物のRRSも見せていただくこともできた。

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デザートは、クールダウンに気持ちいい、スイカやライチ。

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一緒にアイスコーヒーも頂く。

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金竜山の前身の前身、実はロンドンにあり。番組がひとつできそうなほど、濃く、いい話満載。それらも含めて、最高に幸せな時間を過ごせた夜だった。 


【2007年10月訪問】

元です。

出会ってしまった焼肉最高峰のお店、金竜山。霜降り肉のオンパレードで何を食べても最高の満足。ミスジやザブトンのような希少部位も、真っ当に美味しいお肉を出す古くからの焼肉店では上ロースや上カルビとして出している。部位を細分化して名前をつけることで付加価値を高める昨今の焼肉店の流れにあって、そんな最高の部位を、タン、カルビ、ロースなどとスタンダードな名前で出している謙虚さと自信が素晴らしい。

金竜山にはかなり前からずっと行きたかったが「予約で3ヶ月先まで埋まっている」などという話しを聞いてなかなか来店がかなわなかった。それを思って妻が僕の誕生日に予約をしてくれていたのが初訪問の今回。やはり噂に違わぬ素晴らしいお店。他に来ていたお客の複数が「次の予約をしたいのだが・・」「いついつは空いているか?」と直接次回の予約をしていこうとする。そりゃ予約も取りにくいわけだ。

白金・麻布に超密集した3名店(ジャンボ/きらく亭)の1つではあるが、他の2店を上回る肉のクオリティとコストパフォーマンス。こちらの金竜山は「うまいけど高い」という話しも聞かなくはないが、全くもって高くないのだ。この肉にしてこの立地にしてこの金額はむしろ、リーズナブルとも思える。

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明治通り天現寺方面に、四の橋からひとつ先の信号を左に入って川を渡ると、路地の角に黄色いライトの看板が浮かび上がる。懐かしいコカコーラの瓶の自動販売機が目印になる。中ではめくるめく最高のビーフワールドが。

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店内は、4人がけのテーブル3つと6人用の座敷が2つ。18〜22時までの4時間営業で、予約は18時と20時。きっちり2回転すると、1日最大10組のキャパ。お店は汚いと言われているが、年季の入ったお店だな、という印象。不潔さが気になるほどではない。革のメニューを開くと、それなりの値段の肉が並ぶが、ひとつひとつのクオリティが極端に高いのと、1人前のボリュームがしっかりしている(恐らく最近多い1人前80gというごまかしがない)ので、帰る頃には同じメニューの数字がリーズナブルに見えてくるから不思議。

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キムチ(400円)、ナムル(500円)。こちらは特徴的なところはない。この辺が普通なのは、肉の感動を高めるための演出かとも思ってしまう。

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まずは上タン塩(2,500円)。ベローンとビッグサイズのタンが4枚。この店はどの肉も薄切りで大判。

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網を横断してしまう大きさにして、すぐに焼きあがる油断できない肉。片面焼きで頬張ると、薄切りながらタンらしいあのザクッという食感がしっかり歯に伝わる。質も非常に高く臭みが無い。最近ではレバ刺の臭みは気にならないお店が増えたが、逆にタンは実は結構独特の臭みが残っているお店が多い。こちらはそれとは無縁の上質さ。

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そして、特上ロース(3,200円)を塩で。塩は塩胡椒以外にしっかりと胡麻油がまぶしてあり、肉の旨みを引き出す。ロースの定石、さっと炙りで口に放り込むと肉の甘みがグンと来る。

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そして中カルビ(2,000円)も塩で。これも中とはあるものの、相当に美味い。ロースもカルビもタンと同様薄切り大判タイプ。

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ハラミ(1,600円)こちらも塩。ハラミまで薄切り大判と来ている。ハラミは内臓系であるタンと同様、臭みがなく、らしい味を楽しめるというのが大事なんだけど、ハラミの見本のような美味しさだ。なんだか稚拙な絶賛続きだが、本当に美味いのでしかたない。

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大分お腹は膨れているのだが、この店に来れたチャンスを最大限生かしたいので、続々注文。ワサビ醤油で食べるワサビカルビ(2,500円)も行く。カルビ自体は最高だが、この店で唯一残念だったのがワサビ。粉の練りワサビを使っていて味気ない。最高のカルビにあわせて生ワサビで行きたかった。

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肉のしめは特上ロースをタレで。強いニンニクを利かせた甘いタレとロース自体の甘みがあいまって、こちらもとんでもない美味しさ。京城のロースに近いタレと肉だが、肉質の高さが一段上。途中「ライスっ!」といいそうになるのを我慢するのが大変だった。ちなみにライスを我慢するのは、肉でお腹を満たしたいからと〆のご飯か麺を食べたいから。

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しめはコムタンクッパ(1,300円)。こちらはノーマルだったな。

いやあ、どの肉を食べても最高の美味しさ。正泰苑を超える都内最高のお店に出会ってしまいました。次はいつ予約が出来るだろうか・・・。

金竜山 (キンリュウザン)
オススメ料理:特上ロース(タレ)、上タン塩、中カルビ、ハラミ
オススメ度:★★★★★
予算:8,000〜13,000円
白金・焼肉「金竜山」
03-3446-8156
港区白金3-14-1