【2007年12月訪問】

元です。

荒尾の叔父に連れて行ってもらった柳川の若松屋。柳川は写真家荒木経惟さんの小説「東京日和」で出てくる旅行先として、船に横たわる妻陽子さんの写真が印象的な風景だったゆえに訪れたかった場所だ。その川下り乗り場の前にある若松屋は、この辺では最もメジャーなお店らしい。すぐ近くにあるこちらも老舗の本吉屋とは、もとは同じ家族のお店だというのは川くだりの船頭さんの話。若松屋は少し甘めのタレの店だということだ。

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お店は柳が並ぶ川のほとりにある。川くだりはシーズンではないが、こたつ舟になっており温かく観光できた。

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御花と呼ばれる立花家の跡地には、趣のある洋館もある。お店の外観ではないっす。

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正面の扉の中にはテーブル席があるが、その横の奥座敷は広く、窓からはお庭を望む静かなお店。

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うざくを食べながら待つ。落ち着いた座敷なので、うなぎを待つ時間も気持ちよく過ごせそうだと思っていると、意外にも早く蒸篭が運ばれてくる。

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メニューには上、並、梅とあるけどどう違うのかはわからない。

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蓋を開くと、中からフワッと甘い香りが広がる。錦糸卵が乗る鰻は、蒲焼にした後ご飯の乗せて蒸されている様子。鰻は香ばしく厚い身はフワッと。ご飯にはタレが隅々まで染み渡っており、蒸されているので、おこわのようなホワッとた美味しさ。最後まで熱々で食べれるのも美味しさの要素。

いい時間を過ごせたなあ。

オススメ料理:鰻蒸篭蒸し
オススメ度:★★★☆☆
予算:2,000〜4,000円(ランチ)
柳川・うなぎ「若松屋」
0944-72-3163
福岡県柳川市沖端町26


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