【2008年4月訪問】

元です。

山の上、深町と同じ系譜を持つ、いわずと知れた天ぷらの名店。素材選びへの余念のなさ、まとっているという表現がピッタリの薄付きの衣、分厚いサツマイモなどは通じるものがある。

「季節を味わう会」として、3ヶ月に1回、3年で12ヶ月を制覇するテーマの食事会の4月。不漁のため、旬尽くしとはいかなかったが、アスパラ、白魚、玉ねぎの旬を味わう。並木通りのビルの9階には、ふたつのカウンター。手前は近藤さん、奥は一番弟子の方。手前のカウンターで近藤さんの手さばきと、食材の鮮やかな色味、香ばしい油の香りも一緒に楽しむ。

080402近藤01海老頭

定食をお願いすると、車海老の頭からスタート。香ばしい海老煎として、ビールと一緒にお腹を喜ばす。

080402近藤02車海老

車海老。衣がどこまでも軽く、海老の芯は生の風味が残る。一緒に行ったメンバーの顔が揃ってほころぶ。

080402近藤03アスパラ

太くて生では青臭くなりそうなアスパラ。天ぷらだからこそ、ジューシーなアスパラの味わいがぎゅっと凝縮されている。素材の味を逃がさないこの料理法は、素材を最も素材らしく味わう方法だと実感する。塩で食べるのは、天つゆをつけるのが勿体無いからなんだなあと、思ってしまう。

080402近藤04岩手原木椎茸

岩手県の肉厚な椎茸。椎茸好きとしてはこの肉厚のザクッとした歯ざわりと香りが嬉しい。

080402近藤05キス

キス。

080402近藤06茄子

茄子。

080402近藤07白魚の紫蘇巻き

この日のNo.1。白魚の紫蘇巻き。甘くて柔らかくフワッと崩れる白魚が相当いい。

080402近藤08玉ねぎ

そして甘みではこの時期最高の小玉ねぎ。

080402近藤09穴子

好みの穴子。

080402近藤10さつまいも

芋はあまり得意なほうではないけれどこちらに来たら頼まないといけない。揚げた後にも置いてじっくり火を通すサツマイモ。

080402近藤11天茶

〆は天茶。外食だから楽しめるもの、そう考えたときやはり天ぷらはやっぱりいい。家庭では手に入らない食材、揚げる技術。そんな話しをしているうちに、気がつけば周りの客もすっかり引きあげている。

この余韻をもう少し楽しみたいと、シェリーを飲みに銀座の路地へ。

オススメ度:★★★★☆
予算:10,000〜20,000円
銀座・天ぷら「近藤」
03-5568-0923
中央区銀座5-5-13 坂口ビル 9F


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