【2009年1月訪問】

元です。

タイユバンの頃、バブルの残り香がして、どうも足が伸びなかったが(お財布も届かなかったけど)、ジョエル・ロブションになって、4年くらい(?)経過。評判もいいということで、妻の誕生日に予約を入れる。

今の世間の不況感を一気に忘れさせてくれる、非日常の空間、サービス。お店にいる時間は、現実から気持ちをパツッと切り離してくれる隙のなさはさすが。料理も素晴らしい。柑橘やハーブ類を多く利用したり、エルブジ的技巧で味に広がりのある創作フレンチながら、フレンチらしく1皿ごとに味はしっかりしている。そして、美味礼讃に描かれたような、食べきれない量の料理の贅沢を目で楽しんでた時代を想像させるような贅沢感を、パンやプティフールのサービスでは感じれたりもしたり。

090117ロブション15プティフール

夜のコースは、22,500円と36,000円の2つ。カルトもあるけどお初なのでコースで。

090117ロブション01パン

パンからうまいぞ。

090117ロブション02ガスパチョ

さて、13皿と多く展開される最初は、フレッシュコリアンダーを球状に凍らせてからビーツのガスパチョを注いで。ガスパチョだけど、溶けて広がるコリアンダーの香りはひんやりしてて清々しい。

090117ロブション03ウニ3種

次いで、ウニ。特選生ウニ3変化(左から、コーヒーの香るロブション風ピュレと共に/自家製海藻塩でマリネしてから胡瓜と大根のロールにのせて/桜えびの香るフランとフヌイユのヴルーテ)。

フレンチ狂いの食べ仲間が「魚介の扱いがうまい」というように、この料理はなかなかよかった。コーヒーの香りとウニを合わせる妙はなかなか。ウイキョウのさらりとしたポタージュとウニの組み合わせもうまい。

090117ロブション03ウニ巻き

大根のロールのこちらは、いいウニが入れば家でもできるか・・な。

090117ロブション04パン

ワゴンで運ばれる、圧倒的な種類と量のパン。パン好きの妻は興奮気味。

090117ロブション05ラヴィオリ

卵黄のみをほうれん草と共にラヴィオリにし、茨城産舞茸をそえて。真ん中に埋まっているのがラヴィオリ。割ると滑らかな半熟卵が広がる。妻の今日イチ。

090117ロブション06甲殻類

続いて、旬の甲殻類3変化(タラバ蟹のロワイヤル仕立て/オマール海老を大きなパスタに詰め、コライユソースと/手長海老のカダイフ揚げ、オレンジのエッセンスと)

カニの茶碗蒸しは間違いない美味しさ。

090117ロブション06甲殻類オマール

大きなパスタに詰まったオマール海老には、肝のソースは、ビスク好きの僕にはうれしい味。

090117ロブション06甲殻類手長海老

立派な手長海老は、カダイフという米菓子で揚げている。ポテトで揚げるより軽く、サクサクしている。スイートチリのソースでオリエンタルに。

090117ロブション07アオリイカ

アオリイカ やさしくポワレにし、香り高いハーブソースとシトロネルのエアー添え。白く見えているのは、タモギダケ(だっけ?)。

090117ロブション08ニョッキ

栗南瓜 自家製ニョッキにし、ミモレットとトリュフの香り。ニョッキ自身は隠れちゃってるけど。

090117ロブション09栗ブルーテ

フランス産栗 なめらかなブルーテにし、スモークミルクのムースに注いで。ポタージュも泡使って単調にしない。しかし、泡は本当によく使われる。

ここの見事なのは、その盛り付けも。皿はこのメニューのためだけにあるのでは?と思わせるほど、凝っているし(逆に言えば他には使え無そう・・・)、シーズンごとに変わるメニューを考えると、すごい皿のストックありそう・・・。

090117ロブション10アマダイ

魚は、甘鯛。うろこ付きで香ばしく焼き、百合根と柚子のナージュを添えて。うろこがパリッパリッで、白身は、柔らかく。食感のギャップも美味しさですな。

090117ロブション11和牛

お肉は特選和牛。グリエにし、黒胡椒のクリスタリーヌ、本しめじのベニエ レフォール入りマスタード添え。

肉は間違いないし、レフォール(西洋山葵)が効いたマスタードもいい。洋の東西関わらず、いい肉には、山葵だなと、改めて思う。

090117ロブション12根野菜

この辺で大分お腹いっぱい。旬の根野菜 やさしくミトネし、モロッコ産アルガンオイルの香るクスクスと共に。

090117ロブション13フレーズ

デセール,蓮▲侫譟璽此.丱蕕旅瓩蠅閥Δ縫灰鵐檗璽箸砲掘▲侫薀鵐椒錙璽困離愁襯戮鯏困┐董イチゴってフランス語でフレーズっていうのか・・。

090117ロブション14ピングレ

デセール△魯團鵐グレープフルーツ カラメルでグラッセし香ばしいフィナンシェとシャンパーニュロゼのジュレと共に。

090117ロブション15プティフール

コーヒーとともに、プティフールがまたワゴンでドン!と。妻は子供みたいな目でワゴンを見つめるけど、お腹いっぱいで悔しがる。

以上。このコース、ボリュームがとにかく多いので、皿数を減らした方のコースでもいいかも。お酒はグラスの泡で乾杯して、ブルゴーニュのボトルを1本(銘柄失念)。ワインリストも壮観。名品の辞書を見ているようだ。いいお値段は行きましたが、幸せな特別な時間を過ごすことができた。敢えて言うなら、テーブルのキャンドルがイミテーションというのはどうか、というところくらい。次回は、ランチでカルト、スペシャリテを攻めてみたい。

3階個室は2人から、子連れOKだということをメモ。

ガストロノミー ジョエル・ロブション (Joel Robushon) (フレンチ / 恵比寿、目黒)
★★★★ 4.0

オススメ度:★★★★☆
予算:60,000円(ワイン込みの今回)
恵比寿・フランス料理「ジョエル・ロブション」
03-5424-1347
目黒区三田1-13-1恵比寿ガーデンプレイス内