【2010年8月訪問】

元です。

京都肉旅行より。京都市内から車で1時間。山道をくねくねと登っていった小さな町にある精肉店に併設された肉系定食屋(とでもいうのだろうか?)登喜和。アクセスの悪いこのお店の評価が高い、というところには無性に惹きつけられるものがある。肉好きメンバーの思いも共通のようで、足を伸ばしてみたのが、確かなクオリティのお肉をステーキやハンバーグ、炒飯、メンチカツなど様々な形で味わえる上に 、至極リーズナブル。”特選和牛”という店の肩書きに恥じないお店だ。特に印象的だったヤキメシは、これでもか、という量の高品質肉が入って1,000円を切るというリーズナブルさ。

隣席はサイクリストの一団だったが、山を登りこの店で食べて帰る、というのが定番になるのは納得できる。「他では味わえないような特別な何か」があるわけではないが、いい肉を極リーズナブルに、というところで貴重。

ヒレステーキ3670-01

大勢で伺い、主だったメニューをシェアしてみる。こちらはヒレステーキ(3,670円)。品質の確かな肉はシンプルな塩胡椒が最も美味しいが、こちらもそう。火入れは、定食屋の域をでないものの、それを超えて十分美味しい。 
外観

人通りが少ない山の中の小さな町のメイン通り沿いにあるログハウス風の店。

精肉店の様子
 
ふたつの扉の左側は、精肉店となっている。右側がお店。

サーロインステーキ3670-01

サーロインステーキ(3,670円)も注文。こちらも美味しい。ステーキは、値段以上の美味しさがあるが、1,000円を超えない定食がメインを張っている。そちらのコスパーは、もっと驚く。

ハンバーグ定食780-01
 
ハンバーグ定食(780円)。これも非常にオーソドックスなケチャップ味だが、ジューシーでふんわりしており、美味しい。この価格で提供できることに驚く。

ビフカツ定食1100-01
 
すべてのメニューは、単品でも定食でもオーダー可能。定食は、ご飯と味噌汁と、御新香がついている。 

ビフカツ定食1100-03
 
薄切りのお肉を使ったビフカツ(定食1,100円)。

カレーライス生卵付830-03

カレーライス生卵つき(830円)も鰹風味の蕎麦屋のカレー的でごく普通。

ミンチカツ定食800-02
 
ミンチカツ(定食800円)。厚みのある、しかしふっくらジューシーなメンチ。周りのさくさく感との対照が実に美味しい。僕自身はハンバーグやメンチなどの挽肉系はあまり好まず、塊肉系が好きなのだが、そんな僕でも美味しいと思う肉らしい味わいがある。

肉炒めライス1300-01

肉炒めライス(1,300円)。通常肉野菜炒めには、あまり質のいい肉は使われないけども、精肉店であるここは違う。シンプルなのだが、とても美味しい。

ヤキメシ830-02
 
そして僕が一番印象的だったのはヤキメシ(830円)。メニューにはただ”ヤキメシ”と書いてある。が、出てくるものはこれでもかという量の肉が入った極上肉炒飯だ。京橋にあるDom Pierre(ドン・ピエール)の高級オムライスの中身を彷彿とさせるものがある。しかも1,000円を切るリーズナブルさ。たくさん入った肉の風味と美味しさは、ごはんにも十二分に移っていて、全体が肉の美味しさに溢れている。 

メニュー01
 
メニューは、1,000円前後。その日のサービスメニューなるものがあるので、そのメニューはさらにお得だ。

メニュー02

ちなみに、ランチからの通し営業で、クローズが17時という特殊な営業時間。精肉店タイムでの営業なのかも知れない。ここのお弁当が、京都駅付近に誘致されたら、人気爆発は必死だな。

登喜和 ステーキ / 京都市右京区その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.0

オススメ料理:ステーキ、ヤキメシ、ミンチカツ
オススメ度:★★★☆☆
予算:1,000〜4,000円
右京区・定食「登喜和(ときわ)」
0771-52-0014
京都府京都市右京区京北周山町上代1