【2011年6月訪問】
元です。
名古屋はカレーうどん文化が盛んだ、という意外な話を聞いたのは転勤早々。それではと、いくつか試した中で秀逸だったのがこちら「龍(りゅう)」。ネオンが光る錦の真ん中にあって、渋い定食屋風情。味噌煮込みうどんとカレー煮込みうどんの2メニューしか置かないこと、愛想がいいとはいえない接客を見るにつけ、「美味しいに違いない」という確信が強まるのだ。
26:30までの営業と立地を考えるに、夜遊びの後の〆うどん店として使われているのであろう、閑散とした昼の錦でのランチ営業は空いている。注文したカレー煮込みうどん(1,470円)は、ぐつぐつと”鍋焼き”で出てくる。鰹の出汁に加えて、貝類の出汁を感じる美味しいカレースープに、太くて食べ応えのあるうどんを絡めて食べる。食べ始めには強い印象を感じないが、食べ進めるにつれ癖になっていくタイプの理想的なスープで、食後の満足感が高い。

改めて和風の出汁とカレーの相性の良さを感じずにはいられない。汁物としてのカレーは、ナンやライスと一緒に食べるカレーとは求められるものが違う。うどんを絡めて食べるソースとしての力以上に、汁を飲み続けて飽きず、食べた後に重たく感じないという要素が大事。そこに、日本人に馴染み深い和風の出汁は相性が悪いはずがない。
26:30までの営業と立地を考えるに、夜遊びの後の〆うどん店として使われているのであろう、閑散とした昼の錦でのランチ営業は空いている。注文したカレー煮込みうどん(1,470円)は、ぐつぐつと”鍋焼き”で出てくる。鰹の出汁に加えて、貝類の出汁を感じる美味しいカレースープに、太くて食べ応えのあるうどんを絡めて食べる。食べ始めには強い印象を感じないが、食べ進めるにつれ癖になっていくタイプの理想的なスープで、食後の満足感が高い。

改めて和風の出汁とカレーの相性の良さを感じずにはいられない。汁物としてのカレーは、ナンやライスと一緒に食べるカレーとは求められるものが違う。うどんを絡めて食べるソースとしての力以上に、汁を飲み続けて飽きず、食べた後に重たく感じないという要素が大事。そこに、日本人に馴染み深い和風の出汁は相性が悪いはずがない。