友人がこの秋に結婚するので、結婚式の案内状を送ってきてくれた。通常封書で来ることが多いが、これはなんだか箱に入っている。あけてみると案内状と一緒に秋の季節感を感じる木の枝や松ぼっくりが入っていた。 「東京より一足早く秋風に木々がそよぐ軽井沢で結婚式をあげます。」という案内文を読むと、その木の枝のいい香りがして、まるで秋の林にいるような気分。実際にそんな軽井沢へ行きたい気分にさせてくれた。 もちろん出席のつもりだったのだが、行こうかどうか迷っている人にとっても、一歩背中を押してくれる心憎い演出だなと思った。
【チカラのネタ】
一度泊まったホテルや旅館、レストランから案内が来ることはよくある。挨拶文やイベント、メニューなどが書いてあって、是非来てくれといった内容がほとんど。でも、その店の魅力がちょっとでも伝わるような視覚以外に訴えてくる要素があると、行きたい気分を後押ししてくれる気がする。匂いや音、触覚など。例えばケンタッキーがあのチキンの匂いのするダイレクトメールを送ってきたら、それはそれは食べたいのでは？とか。人を後押しする魅力の伝え方を、五感で考えると発想が広がるかも。
