【2009年2月訪問】

元です。

フランス料理オタクの友人が定期的に訪れる予約困難店、カンテサンスにお誘いいただくことができ、喜び勇んで足を運ぶ。スペシャリテの山羊のババロアやブータンノワールが印象的。1コースのみで提供される料理はすべてにおいて創作の熱意がこもっているのだけど、技巧に走り過ぎない芯の強さがある。1皿ごとのワクワクがあるんだけど、安心感もある、そんな印象。グランメゾンの大箱とは違った空間もまた、岸田シェフの「全部自分の目と手が届く範囲でやりたい」という意気込みの表れか。この素晴らしい料理で、この席数なら予約困難も頷ける。

食いしん坊4人での食事は、またしても4時間以上のメシトーク。

09020605カンテサンス山羊のババロア

スペシャリテの山羊のババロアは塩とオリーブオイルの美味しさの引き立て役になっているように感じられる。印象的な1皿。

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