元です。

ルームメイトのTに教えてもらった銀座のたいしゃぶの店「香味」に行ってみた。 店内は、鍋の店にはめずらしく、ほぼカウンターの席がU時型に1週している。4人だったので、2席しかないテーブル席のうちのひとつに居座る。

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ほぼコースで頼むメニュー設定になっており、2,800〜3,800円まで、ラム肉、豚ロース、牛ロース、霜降りロースと4種類。この日は、霜降りロース(3,800円)を4人前注文した。このコースには、野菜サラダ、選べる単品が2人前に1つ、鍋(海鮮、野菜、肉)、〆にビーフンか中華麺か雑炊とデザートが付く。

鉄鍋に出てきた鍋のスープは、鶏がら。クコの実やナツメ、ニンニク、唐辛子、ネギが加えられており、スタミナ感と、漢方のヘルシーさが同居している。

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つけダレとして、玉子と一緒に入っているのは、漢方が入った「沙茶」と呼ばれるもの。ニンニク、干海老、干魚、ゴマ油、唐辛子、ピーナツの粉末に漢方薬材も入っているピリ辛の味噌といったところだが、八角の香りが立っていて、いかにも台湾の香り。玉子と混ぜ合わせることで、まろやかになる。

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サービスで、2品選べる単品のうち、ひとつは胡瓜の漬物をチョイス。ニンニクタップリでビールにピッタリ。

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ごく薄切りの霜降りロース肉。野菜や海鮮素材をぐつぐつ煮ながら、ロース肉はサッと湯通しして食べる。

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海鮮素材たち(写真は2人前)。たっぷり野菜に加えて、ホタテ、イカ、かにも入っている。カニは肉同様軽く湯引きしてぱくつく。

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練り物や餃子なども充実。つみれや、餃子やワンタン。冷凍だが、出汁や付けだれがおいしいので、問題なし。

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こちらは「是非食べてみてほしい」と店の人が押す魚のつみれ。わかりにくいのだが、火を通して中を開くと、そこには、魚卵が詰まっている。トロリとスープが出てきて美味。通風まっしぐらな感じだが、おいしさには勝てない。

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〆はビーフンを選ぶ。ビーフンだけ入ったどんぶりがやってきて、そこに鍋のスープをかける。お好みで、つけだれの沙茶を足して食べるが、これもウマイ。ちなみに中華麺も選べるが、僕は中華麺の方がおいしいと思った。

これにデザートもついてお腹いっぱい。お腹いっぱいというか、みんな残していたくらいのボリューム感。かなり満足できるので、一通り食べるまでは追加は禁物。

八角が苦手だとつらいが、総じてクセもそれほど強くなく、好みのわからない人でも連れて行きやすいエスニックだろう。ご主人と話すと、銀座ですでに21年営業している老舗だそうで、4丁目の銀座通り沿いという地価の高い立地にありながら、リーズナブル。テーブル席は4人席がふたつしかないので、大人数には向かないが、カウンター席などは、デート向け。鍋×デート×銀座ときたら、この店はかなり上位の選択肢に登るはず。

銀座 しゃぶしゃぶ 香味 (しゃぶしゃぶ こうみ)
オススメ料理:(当然)しゃぶしゃぶ、魚のつみれ
オススメ度:★★★☆☆
予算:4,000〜6,000円
03-3573-3540
東京都中央区銀座5-8-16銀座ナカヤビルB1F