*お店の許可を頂き、再度画像を掲載します。

元です。

銀座で広告会社に勤める友人Kに「銀座でお好み焼きたべるならどこ?」と聞いって最初に出てきた「どれ味」という店に行った。「ついでに予約しといたほうがいい」とのことで予約電話を入れると、「2時間制になりますが・・」と。「お好み焼き屋で2時間制?」と不思議に思いつつも予約する。並木通り沿いにあるお店はルイ・ヴィトンの正面、雑居ビルの地下1階にある。

店内は、カウンター8席ほど、テーブル席が30席ほどか。鉄板がある、ということ以外は、暗めのライティング、落ち着いた内装など、小奇麗な居酒屋という雰囲気。店員さんは白いアロハ風のシャツを着ている。

メニューを開くと、「内田有紀の大好きな○○」「テレビ朝日で○○」などと芸能人やマスコミの名前が頭文字につくメニューが目立つ。

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名前を忘れたが、トマトのサラダ。間に胡麻が挟まってタワーのように積み重ねられたトマト。写真では切れているが、お子様ランチのように旗まで立っている。

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鉄板焼きのホタテ。写真が分かりにくいが、周りにパン粉とノリがまぶしてあり、食感はサクッとおいしい。ちなみにこのお店、カウンターでもテーブルでも焼くのはすべて店員さんがやってくれる。ひとつひとつの焼き方にエンターテイメントがある。

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どれ味ステーキ(900円)。コチラは周りにすりゴマがたっぷり塗りつけられている。肉が香ばしい。ひとつひとつの料理は素材に頼らず創作の工夫がある。

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多くの人が頼むらしいどれ味焼き(900円)。ここから店員さんライブパフォーマンスが一段と激しくなる。ハワイやロスにあるような鉄板焼きの塩胡椒をジャグリングするようなエンターテイメントレストランを思い出す。

このあと、テーブルから離れた場所にいる店員さんから、マヨネーズがぴよよよ〜と飛んできて、みごとにお好み焼きに命中する。

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完成品。一見お好み焼きのようであって、このお店のものはお好み焼きではない。なんだか、出汁と山芋だけを使った生地で、周りはサクッと中はトロッとしている。おいしいお好み焼きやはフワッとしていたりするが、小麦粉を使ってないため、それとはまったく違う新鮮な食感。お好み焼きとは別物として、おいしい。

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こちらは、オムソバ。

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オムソバ完成。太い中華そばを使ったオムソバで食べ応えがある。卵はトロトロ仕上げ。

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キッコーマンVSドレミマンチャーハン(1,000円)を作っている最中。ネーミングはこれまた意味不明だが、コチラを作るのにもエンターテイメントが。玉葱を高くつんで、「ダイヤモンドヘッド。」とボソッと言い、チャーハンをその周りに並べて、「オアフ」とボソッと言い、調味料を一部にかけながら、「ワイキキ、ノース」とボソッという。つんだ玉葱の中に出汁(?)を入れて、ボワーと煙が上がると「噴火」という。コレなかなかおもろい。

3人で、それぞれ3杯づつくらい飲んでトータル20,000円。お好み焼きとしては、少々高めだが、エンターテイメント代も含まれているとしたら、銀座の居酒屋としてはそんなものだろう。

このお店は、小奇麗なのと、メニューの多くがお好み焼き、鉄板焼きをアレンジした創作料理なのと、焼きのパフォーマンスが特徴。すごくおいしいというわけではないものの、味覚的にも新鮮な体験ができるお店。外国人のお客さんを連れてきたり、なんかちょっと変わったもので楽しみたい時にはいいと思う。

オススメ料理:どれ味焼き、キッコーマンVSドレミマンチャーハン(いずれも、パフォーマンスをオススメ)
オススメ度:★★☆☆☆
予算:5,000〜8,000円
銀座・お好み焼き「どれ味」
03-3573-6554
東京都中央区銀座7-5-4 ポルオスB1F