元です。
丸ビルの高層階で、3人でゆったりランチ。35階にある、「リストランテヒロ チェントロ」で。
カジュアルな外観。
店内は、オープンキッチン。キッチンと客席の仕切りが全くない作りな上に、柱などもないから、キッチンのすべての動きが客席から眺められる。ランチ時とあって、大忙しで動き回っているので、活気が客席にも伝わる。落ち着いて食事をしたい人にはこのオープンキッチンは邪魔かもしれない。
ランチメニューは以下の通り。
・パスタ+デザート+コーヒー 1,500円と2,500円の2種類。
・前菜2種+パスタ+デザート+コーヒー 3,500円
・前菜1種+パスタ+メイン+デザート+コーヒー 4,500円
・前菜2種+パスタ+メイン+デザート+コーヒー 6,500円
僕は、3,500円のものを選ぶ。
前菜は、「旬の野菜とチーズスープの冷たいミネストローネ」。スープという形ではなく、チーズの風味と塩味の強いソースに浸かった、人参や、芽キャベツやその他なんだかよくわからないものまで含めて、多くの野菜を、味わう一皿。
逆から撮るとこんな感じ。鉢に観賞用に植物をアレンジしたものにも見える、色使いの綺麗さと楽しさがある。野菜それぞれの味が立っているので、あんな味も、こんな味もと、この小さいポーションの中で楽しめるが、ミネストローネとして期待するものとは別物。
もうひとつの前菜は、フォアグラと赤ねぎぼうずのクロッカンテ。これがウマイ。ヒロさんは、エルブリ(エルブジ)の手法を取り入れるのが好きなようだが、このソースもそのひとつだと思う。バルサミコ酢をベースにホイップしたソースで、バルサミコ酢そのままよりベタつかず、軽い感じに素材に絡む。濃厚なフォアグラと、カラッとしたねぎのフライによくあって美味しい。
一番最初に出てきたパン。左は塩をまぶしてあるフォカッチャ。真ん中は全粒紛を使った中が穀物色のパン。右はとうもろこしのパン。
パスタは、つぶ貝と筍、根三つ葉とからすみのスパゲッティーニ。パスタは基本的に太めが好きだが、つぶ貝や筍の食感もしっかり楽しむときは、一緒に口に入れられる細目のパスタの方があうかもしれない。からすみは粒状になって上からまぶしてある程度で、軽めの風味付け。焼き付けてある筍の香ばしさや、根三つ葉のやや青い風味が飛ばない程度のからすみの味のバランスになっていて、コレもおいしい。
2,500円のセットの方のパスタは、手長海老のバヴェッテ。バヴェッテとは、リングイネよりやや細い楕円のパスタだそうで。贅沢に手長海老がパスタを覆い尽くしている。
僕のデザートは、小田原産タンカンのクリームブリュレ。甘いものをあまり食べない僕にも、タンカンの酸味がさっぱりさせてくれるので、食べ進められる。
こちらのデザートは、チョコラータ”モンテネロ”。これも、エルブリっぽい(っていったことないが(^_^;))。おそらく液体窒素を使って瞬間フリーズされている表面からはドライアイスのように煙がモクモクと。しかし、下のチョコレートはホットチョコレードで、同じチョコレートの温度差を一口の中で遊ぶデザート。
こちらはティラミス。中から、スプーンを入れると、液状のコーヒーがぴゅーと出てくる。
以上。うっすらと曇った景色だったので、抜群のロケーションとはいかなかったが、それでも気持ちがよい。座席の間隔が広くない中で、ウェイターの方があわただしく動き回るのと、たまたまだろうがカトラリー系を数回落とすことがあり、若干サービスに余裕がないのは気になるが、食事はそこそこ。せっかく凝った料理たちなので、昼ではなく夜ゆったりと楽しむのが正しいのかな、と思った。
リストランテ・ヒロ・チェントロ 丸ビル店 (RISTORANTE HiRo CENTRO)
オススメ料理:パスタ類
オススメ度:★★★☆☆
予算:1,500〜6,500円(ランチ)
丸の内・イタリアン「リストランテ ヒロ チェントロ」
03-5221-8331
千代田区丸の内2-4-1 丸ビル35階