元です。
この日は、鉄人坂井シェフの店で有名なラ・ロシェルの渋谷店へ。友人Aが、ご招待してくれた。お店は、渋谷のクロスタワー32Fで、ワンフロアすべてこのお店。
お店は、サロン、バー、レストランで構成されており、それぞれの雰囲気がある。最初はサロンに通され、夜景に向かったソファーで食前酒を勧められる。フレンチといえども、ビール好き、やはりビールでスタート。一緒に出てくるのは、生ハム(?)のパイとオリーブ。1杯飲み終わるのを見計らって、レストランに案内される。
*後で丁寧にお店からメールをいただきました。上記のパイはベーコンのパイでした。
レストランの店内は、ワンフロア使っているという感じの広さはない。50席ほどか?カップルやオトナの集団が多い。服装もお出かけモードの人もいる。
窓側には夜景を望む、ゴージャス。周りには、ウェディングプラナーとカップルという食事風景も見られ、レストランウェディングにも力を入れているようだ。レストランは、確かにそれに向いた作り。
友人A氏の名前バレバレだが、テーブルにはカードが。
ワインリストには、5桁のワインがずらりと並ぶ。ワインは詳しくないがリーズナブルなスペインのものをソムリエがオススメしてくれた。
コースは、9,000円くらい。このコースを下限に上にいろいろあるようだ。アミューズは、「黒豆乳のフラン ズワイガニのソースをかけて」。言ってみれば洋風茶碗蒸し。カニの出汁がギュッと凝縮されて濃厚。一方フラン自体はフワッとやわらかい。
オードブルは「春の菜の花のムースゼリーに、魚介(真鯛・ホタル烏賊・小海老・サーモン)を飾り三郷のプティサラダと共に」。真ん中の菜の花のムースの味は、青くほろ苦い大人の味。周りの魚介と一緒に口に入れると、普段あまり口にしない風味の面白い味。
スープは、「じゃが芋の温かいポタージュ」。緑色はなんだか忘れてしまった。真ん中に小ネギが浮かべてある。
*緑色は春菊だそうです。
魚料理は「鰆のムニエル 新ごぼうのソテー添え 西京味噌の香りのソースにて」。うしろの綺麗なグリーンの3兄弟は団子じゃなく、ソラマメ。フレンチとはいえ、鰆という素材も西京味噌のソースも敷いてあるゴボウも、和素材で口の馴染みがいい。
お肉は「霧島豚肩ロースのグリエ ブールノワゼットと日南鳥のロースト フォンドヴォーとエシャロットのソース」。手前のニンニクが散りばめられているのが霧島豚。ブールノワゼットとは焦がしバターのことらしく、香ばしいソース。
反対側には、日南鳥。九州素材の一皿。メインで2種類乗ってるとついそれを選んでしまう幕の内症候群の僕。間には揚げた野菜たちも並ぶ。
ここまで、来てまだワインが残ってたので、チーズを。一番左がヤギの列、その右がブルーチーズの列、その右がウォッシュの列。一番右はノーマルの列。チーズの知識もないのだが、ウォッシュとは「製造過程において「洗い」ながら、熟成させたチーズ。表面の雑菌が取れて、チーズを美味しくさせる菌を増殖して美味しさを増す。」とのこと。説明してくれたのだが、リキュールで洗ったり、ブランデーで洗ったり、それによって味も変わってくると。
名前は一切覚えてないのだが、選んだのは、左が胡椒とニンニクを練りこんであるチーズ。真ん中はソフトなほうのブルーチーズ。右は、ヤギのチーズを凝縮してあるパサパサで固めのタイプのチーズ。どれもおいしいのだが、左のチーズはビール飲みたくなる・・・。
*胡椒とニンニクのチーズは「ガプロン(Gaperon)」ということです。
レストランは禁煙なので、愛煙家の相棒とともにデザートはバーに移動してから。
デザートは「茨城産イチゴのムースとパプアニューギニア産バニラのアイスクリーム」。もうお腹いっぱい。
コーヒーや紅茶が選べるが、ハーブティーは、桜?だろうか、写真で綺麗に色が出ないのだが、ピンク色の美しいお茶。
*このハーブティーは、ローズピンクとレモングラス、ハイビスカスのお茶で、このハイビスカスがピンク色なんですね。
以上。ワイン1本、ビール2杯、チーズも加えて、2人で30,000円くらい。上を行けば、キリがないだろうが、ロケーションも、サービスも含め、特別な日のお店。ちょっとフワフワしたハレのいい気分で過ごすことができる。
A君ありがとうございます。
ラ・ロシェル
オススメ度:★★★☆☆
予算:15,000円〜(ワイン次第でいくらでも)
渋谷・フランス料理「ラ・ロシェル」
03-3400-8220
東京都渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー32F
お店の方丁寧な対応ありがとうございます。