元です。
某雑誌編集のお手伝いをして、その打ち上げで、西麻布と広尾の間にあるCICADAへ。
コンセプトはスペイン、モロッコ、そしてリグリア・シシリアなどのイタリアも含む地中海沿岸の料理を中心に組み上げた「Mediterranean-inspired food and wine」。このエリアでは、早くからヨーロッパ文化と北アフリカ文化の交流があり、アーモンドや柑橘類、ハーブなど様々な食材を使った独自の料理が完成されてきました。素材を重視し、シンプルに調理したものをシェアしやすい形で提供します。
というコンセプト。内装は、場所柄のイメージらしく、NYのスノッブなお店風。映画「アメリカン・サイコ」に出てくきそうだ。内装やサービス、雰囲気だけでなく、海外を感じさせるのは外人が多いから。背中がドバーと開いたドレスを着た、グラマラスな女性が、テーブルの横をすり抜けていったりする。
こちらはフラットブレッド。サクッとして、ビールにマッチする。このお店、ビールはT・Y・ハーバーの系列だけあって、オーガニックのラガービールが飲める。「1杯目はスーパードライだよね!」という方には重めのスタートになるが、ゆっくり味わうには、コチラもグッド。とはいっても、酵母の香りもそれほど強くなく、苦味もしっかりあるので、ベルギービールの重たさとは違う。お店のつくりからしてゆっくり楽しめよ、と語りかけている。
モロッコ風クラブケーキ(1,500円)。周りがサクッと、中はフワッと。緑色のソースは、何だっけ?行ってからずいぶん経ってしまったので、失念・・・(^_^;)。
カラマリロースト、プロシュートと香草パン粉詰(1,400円)。ハムとパン粉を詰めた、モッチリ食感。
シュリンプとチョリソーのプロシェット、フェンネルとそら豆のサラダ(1,700円)。串焼きでございます。まあまあの味。
リブアイステーキ、バルディオンバター添え(1,900円)。バルディオンバターってなんだっけ?この時聞いたんだけど、これも失念。肉は・・・。
以上。
ワインはイタリア、スペイン、フランスなど。料理は創作で、どれもはっきり特徴のある美味しさではないものの、その価格帯の安さには関心する。ワインをがばがば行けば、それなりの値段いくだろうが、雰囲気も含めてゆったり楽しむにはいい店。だから、2件目に使うのにお勧めかも。
オススメ料理:
オススメ度:★★★☆☆
予算:不明
広尾・地中海料理「Cicada」
03-5447-5522
港区南麻布5-2-40
正直、私もこのお店の料理は『?』なのですが、お客さんの多くが「ここの料理は美味しい」と思っているようです。その大半は外人さんで、「嗜好が違うのね、きっと・・」と思う他ないのね。
その外人さんたちがいる風景も含めて、このお店は利用価値があると感じる日本の青年諸君も確かにいますよね(笑)。