【2009年7月再訪】
元です。
レストランの食事を男ご飯と女ご飯に分けるとしたら、この店は男ご飯。ガッツリした肉料理や米ものもあるし、素材をドカンと前に出したダイナミックな料理が印象的。かといって、味付けや食感のアクセントに工夫はあるし、計算されているのでのっぺりした印象の料理じゃない。一方で、東京タワーを見上げるロケーションや、丁寧で決め細やかなサービス、電話番号など非公開の隠れ家感はむしろ女性ウケする要素。そんな男女の要素のドッキングが、我が家夫婦にはぴったりくるのかもしれない。
7月7日の結婚記念日のディナーは恒例のこちらで。同日に入籍したクリリン夫婦や、肉好きケチン、キャバコウイチカップルとともに、ワイワイと。お店の雰囲気は決してワイガヤではないけど、個室ならば仲間でワイワイもOK。
相変わらず満足度の高い料理たち。
毎度おなじみのこちらの店の名物、短角牛炭火焼の焼きおにぎりスタイル。しっかりバターのコクと香ばしい焼きおにぎりと、赤味がジューシーで旨みたっぷりの短角が最高です。
上質なサービスなんだけど、緊張感を強いる雰囲気が無いのが、佐藤さんの心地よいサービス。
これも定番のホワイトアスパラのセモリナフリット。カリッツカリッのセモリナの衣とその後に広がるアスパラの香りがいい。
夏らしいトマトの冷静。つぶ貝とトマトとじゅん菜。トマトは冷やした生トマトとシャーベット状のトマトで涼感溢れる爽やかさ。じゅん菜の喉越しもいいのだけど、タバスコ(?)で辛さのアクセントで味がしまる。
シンプルな鰯のグリル。黒オリーブとアンチョビ?のソースで親子の競演。
生野菜サラダ。
豚なんだけど、とうもろこしの風味と味わいが抜群。甘さが立って、豚の塩味とよく合う。
お店の間違いもご愛嬌。結婚式は毎年あってもいいということで。友人たちとの会話も楽しく、4時間近いロングラン。いいお店ですな。
しかし、札幌もバリも遊びに行きたいぞ。9月か10月か。
【2008年11月再訪】
元です。
住所・電話番号非公開&東京タワーの夜景ロケーションのタワシタ。「個室ならばお子様もOK」と了承してもらい、子供と気のおけない友人たちと食事。相変わらずの満足度の高さ。試した新メニューは、ハンバーグやら、グラタンやら、ポテトサラダやら、男の好きなメニューが多い。ここの満足度の高さは、お店の洗練された雰囲気やサービスの中にあって、このがっつりした味の料理があるから。
桜の木の後ろに見上げる東京タワー。個室にはベランダがあり、あったかい季節はこのベランダに出て真正面に見上げるタワーと泡っていうのもよさげ。
平目のカルパッチョからスタート。カブ(大根かも)のシャリシャリ食感が美味。
魚介のセモリナフリット。イカや海老のフリット。セモリナ粉のカリカリ感が特徴的。
新メニューの男のポテトサラダ。ポテトもベーコンもガツン。カレー粉がかかって更にガツン。
ズワイガニのグラタン。
ハンバーグは、粗引き肉の肉感がしっかり残って美味い。間違いない味。
こちらの看板メニューのひとつ、和牛の焼きおにご飯。バターの味が強く、肉も美味いしご飯も美味い。
「カレー食べますか?」と。もちろん頂く。さらさらだけどしっかり辛い。
がっつり食べて、お酒も普通に飲んで、1人12,000円。やっぱりいいね、ココ。次は4月の桜の時期かな。
オススメ料理:ハンバーグ、アスパラのセモリナフリット、和牛の焼きおにご飯、カレー、短角牛の炭火焼
予算:12,000円(個室料5,000円込み)
【2008年7月再訪】
元です。
1年ぶりのタワシタ。東京タワー直下の抜群のロケーションで女性好きしそうなんだけど、料理の方はガツッとしてて男向きだし、お酒に合う。結婚記念日で妻とご飯となるとココしかない。
この日は予約が少ないらしく、前半貸切。曜日によっては空いている日も結構あるようで。スマートで心地いい接客はこの店のコアコンピタンスで、ここに来ると、お店って飯も大事だけど、人も大事だよなあと改めて思う。
7月7日はエコとかなんとかで、20時にはタワーのライトが落ちた。黒いタワーを見上げるのもそれはそれで悪くないけど。やけに店の前を浴衣の男女が横切るなあと思ってたら、東京タワーが浴衣でタダ、の日だったらしい。それ知ってたら浴衣を着てきてもよかったなあ。
お馴染み絵で描かれたメニュー。メニューが更新されるたびにストックが溜まっているだろうから、料理画集として出版しても面白そう。
料理のジャンルにとらわれない季節感のある料理が主体。平貝の磯辺巻きは炭火焼きした平貝にウニを乗せて海苔で巻いたもの。もうひとつにはウニの代わりに紀州の梅肉が乗る。ワサビ入りのサワークリームが添えられている。帆立より更に弾力のある平貝が美味いし、乗っているウニもかなり美味い。海苔を使う料理が常にラインナップされているのが特徴的なお店でもある。
ガスパチョは、夏満載。すっきりしたガスパチョの中に、穴子の一夜干し、じゅんさい、極細いパスタ、食用の花胡瓜が入り、ワサビが添えられる。穴子の香ばしさとガスパチョの爽やかさが美味い。このお店、ベースが和と洋の違いはあるものの、ラ・ボンバンスに近い感性を感じるんだな。
ホワイトアスパラのセモリナフリット。セモリナを使うことで周りがカリッカリッ。アスパラの食感とジューシーさとの対比が美味しい。家でもできないだろうか・・・。
ボルドーのBeaumont。先味と後味がすっきり爽やかでマイルド。ガブガブ飲めちゃいそう。
メニューの半数以上が肉料理で占められていて、肉好きの僕には嬉しいこのお店。ブルゴー家シャラン鴨の炭火焼は、赤身が柔らかくジューシー。カリッと焼いた皮もいい。オニオンとバルサミコのソースの味を、柚子胡椒の辛みが味をぎゅっと引き締める。ちょっと辛み強すぎカモ。
短角牛のステーキも間違いないのだけど、周りを固める野菜陣のグリルもそれぞれ美味しい。肉満載なところは、マルディグラにも似てるんだなきっと。
昨年より辛さが増していたカレー。
祝1周年とサービスしていただいたてんこ盛りのデザートに妻大喜び。
ワイン1本とシャンパン2杯を入れて、2人で24,000円。満足度が高い。ワサビや柚子胡椒など強いアクセントを多用していて、味はしっかり目。でも素材の美味しさも立っているこちらのお店の料理は食べてるぞ、という感じが強い上に、酒にも合う。大人の深夜の飯どころとしてもいいと思ったのはこういうところなんだろう。
そうそう、個室なら子連れ歓迎らしく、土曜日を狙っていくぞ、うん。桜の季節も狙おう。
【2007年7月再訪】
元です。
東京タワーを見上げるロケーションのよさに注目されがちだが、むしろ深夜族の飯処として優秀な「タワシタ」。大衆値段とは行かないが、ロケーション、食事、サービス、すべてが気持ちいい。
7月に身内だけのコンパクトな結婚式をあげたのだが、その食事会をこのお店にお願いした。ここで、披露宴をやるのは初めてらしいが、代表の佐藤さんはキハチ時代に婚礼の経験もあり、スムーズで気持ちよい進行。来てくれた家族も大満足。ホテルや専門の会場のコストに対する内容やサービスに、以前から疑問を持っていた僕にとっては、こういうお店の存在は嬉しい。
何より、決められた時間の制限がなく、「好きなだけやってください」「お祝いの席を時間で縛りたくない」というスタンスが素晴らしい。お言葉に甘えて、4時間以上ワイワイやらせていただいた。
そんな自分の披露宴でも写真をバシバシ(^_^;)。
サザエのガーリックバター焼き。角切りにしたサザエをブルギニオンバターで焼いたもの。どのテーブルにもちゃんと熱々で運ばれてくる。
真蛸と泉州水ナスのドライトマト、梅風味。水ナスが下に敷いてある。海ぶどうも添えてあり、梅とトマトでさっぱりした和風の夏の1皿。
ホワイトアスパラガスとフォアグラのポワレ、とうもろこしのピュレ添え。香川産のでっかいアスパラとフォアグラ。とうもろこしとバルサミコのソースだが、この時期甘みをふんだんに蓄えるとうもろこしのつぶつぶがあまーい。
ズワイ蟹の冷たいパスタ。トマトソースのパスタだが、胡瓜に隠れているズワイ蟹がドカッと。こちらも涼やかな夏の味。
四葉胡瓜と鰻のフリット、梅肉タルタル。鰻を胡瓜で挟んで海苔で巻き、揚げてある。胡瓜ってサラダ以外、なかなか火を通す料理のイメージが無いが、揚げてもフニャフニャにならずガリッとした歯ざわりがキープされている。四葉胡瓜とはなかなか歯ごたえの強い胡瓜らしい。揚げ物、タルタルだともったりしたイメージがあるが、食べると相当爽やか。
肉好きの僕としてはこの日のベスト、短角牛と万願寺とうがらしの炭火焼。シンプルな炭火焼だが、短角牛はきっとシンプルが合うんだろう。赤身の旨みがぎゅっと。
〆のさらさらカレー。タワシタの裏メニューのカレー。甘くてウマくて辛い。非常に後を引いて、おかわりしてしまう。しかし、披露宴でカレーというのが気取りが無くていい。以前、唐辛子とニンニクとバターを使う家庭でできる美味いカレー、というのを作ったのだが、それに近いかな。
デザートはメロンとココナッツシャーベット、シャンパンジュレがけ。ココナッツミルクはこちらのデザート以外にもお店のメニューで使われているのだが、いろんなメニューに使えるポテンシャルがある食材なんだろうなと思う。
以上、満足のコース。使う食材や調理法は、フレンチもイタリアンも和食もミックス。なんでもありでうまいものを出そうというお店。それがいずれも美味い。7年7月7日のいい思い出になりました。
【2007年5月訪問】
元です。
タワーの下だから「タワシタ」わかりやすい。マンションの2階にある一見お店とわからないお店の窓際からは、お店の文字通りライトアップされた東京タワーがロマンチックに見える。20席強のテーブル席と個室のほどよいプライベート感。内装も要素が最小限でシンプル。テーブルにはナイフとフォークと箸が並ぶ創作フレンチで、代官山の誤時や三田のminobiを思い出した。しかし、食事をするとイメージが近いのはむしろ、マルディグラ?
とある事情もあり、なつさんに紹介していただいて、住所、電話番号非公開のタワシタへ伺う。
手書きの東京タワーの絵が和やか。2011年に完成する浅草の第2東京タワーが、このお店の2店舗目だろうなと、余計なお世話な想像をしてみたり。
お店からはタワーをこれでもかと煽って見上げられる。ライトがつく瞬間か、消える24時丁度にお店にいると、ちょっとしたエンターテイメントだろう。つく瞬間より消える瞬間がきっといい、うん。
メニューは、コース料理もあるようだが、アラカルトのものが出される。手書きに水彩で色づけした絵を使った、1ページ1メニューのブック。写真で「種明かし」となってしまうでもなく、メニュー名だけで「よくわからない」でもなく、この絵のメニューは、ほどよい期待感と説明力がなんだかいい感じ。
なつさんのオススメする「タワシタサラダ(特上)」と「炭焼き牛肉を乗せた焼きおに飯」は食べたいなと、アラカルトからチョイスしていく。
パンにつくのはオリーブオイルと、スパイスミックス。クミンシードやコリアンダーが入っていてカレー風味。これ、家で定番のフレンチのシェフの友人に教えてもらった「オクラのカレー炒め」と同じスパイスミックス。家でもやってみたい。
田舎風テリーヌ(1,560円)。厚切りでボリュームたっぷり。このあたりが、マルディグラっぽいのかも。蓮根やヤングコーン、茗荷などのピクルスが周りに添えてある。
ホワイトアスパラのセモリナフリット(1,680円)。周りの衣が薄くてカリッカリッなのは、粗引きだから?タルタルソースの味付けは誰もが好きな味かと思われる。
タワシタサラダ特上(2,590円)。並はグリーンサラダで、特上は温野菜。だから別料理。特上はなつさんも書いているようにルクルーゼのココット。バターとマヨネーズとガーリックで味付けしているようだ。野菜自体も美味しいのだが、マヨネーズの酸味と甘みが旨い。厚手の陶器鍋か圧力鍋が家にあれば出来そうなんで、その割にちょっと高いかとは思ったが、野菜が美味しいので○。
渡り蟹とオマール海老の熱々スープ(2,840円)。渡り蟹とオマールの出汁とココナッツミルクが一緒になった濃厚スープ。ホイップミルクが上に乗っかっているが、これ、米にかけるルーとしても美味しそうなコク深いスープ。
炭焼き牛肉を乗せた焼きおに飯、丼スタイル(2,580円)。カリカリに焼き上げたおにぎりの上に、短角牛をミディアムレアに焼いて乗せ、さらに白髪ネギが乗る。グレービーソースが絡んでおり、ロコモコとお茶漬けとステーキ丼の要素が合わせた感じ。コレうまい!短角牛の赤身のうまさがグレービーでさらにコク深く、その代わり米はカリッと香ばしい。2人でそれぞれ1つづつ頼んで正解。
妻が食べたチョコレートのテリーヌとラムレーズンのアイス。「すごく濃厚でうまい」とのこと。
2人で、ビール4杯とグラスワイン2杯を飲んで、20,000円ほど。前菜類よりもメイン系が割安な印象。ボトルワインも手頃な値段らしい。26時ラストオーダーというのも考えると、デートはもちろんいいが、深夜めし族に重宝する、ダイニングじゃないだろうか。腹ペコの遅い夜に仕事仲間なんかでいって、ワインを飲みながらガヤガヤメインをいっぱい食う、のような。
なつさんいい店をありがとう。
オススメ料理:炭焼き牛肉を乗せた焼きおに飯
オススメ度:★★★★☆
なつです☆
こちらも前から一度は伺ってみたいと思っていたお店!
場所や電話番号など原則非公開で、なんとか住所だけは分かったので、地図を持って直接行ってみたのです。
ようやくお店の場所が分かり、突撃して「すみませーん。こちらの予約はどうしたらいいのですか?」とスタッフの方に尋ねると、「こちらにお電話ください」と言って、名詞を渡されました。
それがもう3ヶ月も前の話かな・・・
せっかく行けるようになったのに、一緒してくれる人がなかなか見つからず
タワシタさんに行きたいと思っていたSさんと、偶然ウメさんのお料理教室でお知り合いになれて、一緒に行ってきました。
お互いに気になるお店だったので、写真バチバチと撮り合いです(笑
名前の通り、本当に東京タワーのふもとにあります。
「東京ワンダーツアーズ」というドラマに出てきた、バー?が1階で営業していました。
ただこちらは紹介制らしいですが・・・
キャパはあまり広くはないですけど、お隣さんが気になるほどの狭さではないです。
落ち着いた雰囲気でシックな内装でいい感じ!
メニューはアラカルトもあったのですが、オススメコースを(8500円)お願いすることにしました。
もし何か嫌いなものなどあれば、それじゃないものに変えてくれるそうです。
パンにはオリーブオイルとスパイスがついてきます。
このスパイスがパンに合って美味しいんです。
・帆立貝の炙り焼き
黒胡椒が利いていてスパイシーでいいお味。
残ったたれをパンにつけて食べると、かなりコクがあって美味しい!!
・尾長鯛の薄切り 秋のフルーツソース仕立
さっぱりしたカルパッチョです。
イチジク・洋ナシ・キウイのソースでレモンバームのスーッとした後味が爽やかです。
・秋刀魚とたっぷり松茸の海苔巻き揚げ
今年お初の松茸でした。香りがたまりませんね!
秋刀魚もちょうど旬の時期だし、秋の味覚を堪能できる1品。
・タワシタサラダ(特上)
ル・クルーゼでグリルした温野菜のサラダです。
ソースはマヨネーズソースです。これがめちゃうま!!
マヨネーズってかなりコクが出るんですね。
・炭焼き牛肉(短角牛)を乗せた焼おに飯、丼スタイル
これ今日の1番のお気に入り♪
最後にこのコッテリ味っていいですね。たっぷり白髪葱の下にはまず短角牛のステーキ。
一番下にはカリカリに焼かれた焼きおにぎりがあるんです。
しっかり味なので、ワインが進む味だと思います!
・巨峰のグラニテ
お腹にもたれないさっぱりデザートで、男性にもオススメ。
・チョコレートのブリュレ 栗粒入りコーヒーアイスクリーム添え
こちらは逆に甘くてコッテリしていてしっかりデザート。
チョコレートの風味がかなり強いです。ブリュレの中にも栗の粒が入ってます。
コーヒーのちょっとした苦味とチョコレートと栗がうまく調和されています。
これにグラスシャンパン×2とオススメの白ワイン(かなりしっかりコクのあるワインで美味しかった)1本をお願いして、お会計は2人で3万円ほど。
お値段に見合ったお料理が出てきたと思います。
お腹もかなーりいっぱいになりましたし。
サービスも私はなかなか良かったと思います。
イケメンが多いですし!
私が伺った時には偶然、自由が丘の超有名なフランス菓子店のパティシエのTさんがお見えになってました。
有名人も来られるお店なんですね!
オススメ度:★★★★☆
オススメ料理:タワシタサラダ(特上)、炭焼き牛肉を乗せた焼おに飯
予算:10000円〜20000円
タワシタ、小山薫堂プロデュースということで
かなり興味あったんですよね。
お会いする機会がありましたら、電話番号や住所など教えていただけると
ありがたいですー。
あと、六本木にある「ちょこっと」って店ご存知ですか?
ここも住所・電話番号非公開系ですが、かなり美味しい和食が
食べられるらしいですよ〜