元です。

どのガイドブックにも乗っているレストランだし、現地としてはめちゃめちゃ高いお店なんだけど、やっぱり紹介してしまうLa Lucciola。場所はクロボカン。西側のビーチ沿いで、サンセット時間に最適。まあね、コテコテなんですが、行くとね、夕日はそりゃ素晴らしいので。

061026ラルッチオーラ夕日

ビーチ沿いのお店は、ビーチでお散歩後の休憩に使う客も多し。椰子のシルエットがよい。さえぎる建物がないから水平線が横に長い。

061026ラルッチオーラ外観

海側から見たお店の外観。2階の照テラス席が夕日を見るにはベストなんで、そこをリザーブ。完全なオープンエアなんで、暑い昼間は同じくお店も暑い。

061026ラルッチオーラ店からの夕日

2階のテラス席からの夕日。

バリディナー最後なんで、シャンパンをと思い、珍しいシラーズのスパークリングを頼む。

061026ラルッチオーラシラーズスパークリング

パース付近でワイナリーを周りまくった時にハマった、渋めの好きなブドウがシラーズ。オーストラリアではシラーズは単品種のワインがほとんど。そのスパークリングは、渋くてさわやか。色も綺麗なんだけど、もうつるべ落としの太陽が隠れた後は、お店は真っ暗。

061026ラルッチオーラカキ

生牡蠣。

061026ラルッチオーラポテト

ローズマリーポテト。ビールのつまみにいい。

061026ラルッチオーラリゾット

わずかに芯の残るちゃんとしたリゾット。どんな味だったか覚えておらず。

061026ラルッチオーラリングイネ

リングイネだけど、こちらも味覚えておらず。

061026ラルッチオーラサーモングリル

サーモンのグリル。これそこそこ美味しかった。皮がパリパリにしてある。

061026ラルッチオーラシーフードシチュー

魚介のシチュー。シチューと聞いてイメージする汁物ではなく、魚介を食べる煮込み料理。わずかな汁気は、出汁が凝縮して美味。写真は無いが、たこのピリ辛炒めも定番。

以上なのだが、写真もすべてフラッシュなのでわかるように、太陽が落ちた後はとにかく店内が暗い。写真でみるとどれも、お皿の上のプレゼンテーションが見事なのに、料理が見えないのである。料理が見えないと、食の楽しみが大きく減ってしまうのを、特にこの店で実感する。テーブルライトを是非つけるべきだと思うのだが。

お店がライティング仕様になるまでは、料理は夕日前までに楽しむのがこの店ではいいのかも知れないと、学習。一方で、サンセットの店でもあるので、食事の目的よりは、夕方にカフェとして使うのがいいのだろう。

料理に関して言えば、この店の料理は正直はずれもあって、パスタ、リゾットよりは、地元で取れるシーフード類の料理が間違いない。「シーフード」このキーワードでフィルターをかけてメニューを選べば、やはりそこそこ美味しいお店に違いない。

オススメ料理:タコのピリ辛炒め、シーフードのシチュー
オススメ度:★★★☆☆(夕焼け込み)
予算:Rp.100,000〜500,000
クロボカン(バリ)・イタリア料理「La Lucciola」
0361-730-838
Jl.Oberoi Kayu Aya Beach


【2004年9月訪問】

040910ラルッチオーラ前菜盛合.JPG

040910ラルッチオーラたこぴりから

泊まっていたThe Dusunの近く、海沿いにある人気イタリアンで夕食。夕日の時間帯は人気だけあって、予約のない一見さんが何組も断られていた。 夕日が沈むのを見ながらゆっくりビール。このクロボカンエリアでは、地中海料理の「Kudeta」と並んで夕日のキレイなレストランの一角です。僕の印象では、Kudetaよりこっちの方が全然安いしかつおいしいなあと感じました。

頼んだのは、

アンティパストプレート(40,000RP写真上左)
たこのピリ辛グリル(52,000RP写真上右)
魚介のパスタトマトソース(95,000RP写真下左)
ビーフテンダーロイン(158,000RP写真下右)
バターフィッシュのパイ(105,000RP)

040910ラルッチオーラパスタ

040910ラルッチオーラ肉

いや、うまかった。なんといってもテンダーロインステーキが絶品。絶対食べるべし。バターたっぷりのマッシュポテトもいけるし。タコのグリルもおいしい。逆にパスタは普通。日本のその辺のお店の方がおいしいなと感じた。イタリアンとしては?ということなのか、日本のお店のパスタのレベルが高いと見るべきか・・・。 でも、素晴らしいロケーションを割り引いて考えてもさすが、アマンの厨房に立っていた人のお店、かなりレベル高いなあ。

【チカラのネタ】

バターフィッシュってなんだろう?調べると、「イボダイ」「エボダイ」「ウボゼ」「マナガツオ」など、色んな訳が。カツオもタイもバターフィッシュなのか? 以前友人が、海外のどっかの国のレストランで「魚にはどんな種類があるのか?」と聞いたら「魚は魚だ、種類はない」と答えられたことがあるのを思い出した。バターフィッシュとひとくくりに呼ぶものを日本人はさらに細分化して区別を意識して食べるのだなあと。 以前、言語学の意味論の授業で、世界中でほぼ同じ見え方をするはずの虹の色を「2色」であらわす言語もあるし、日本のように「7色」であわらす言葉もあるという文献を読んだ。その意味の文化的な重要性でものの見え方も変わってくるという論旨だったのだが、魚の種類も日本人にとっては、文化的な重要な意味をもつんだろうなと考えると、食文化レベルが高い感じがして、ちょっと誇らしい気分になったりするなあ。

「La Lucciola」
http://www.magellanresorts.co.jp/spnumber/vol5/105.html

040910ラルッチオーラぺろり