なつです☆
和食って私の勝手なイメージでは、素材命って感じがしてしまうので、店選びが難しいジャンルです。
和食のいいお店ってなかなか見つけられないってのもあるので・・・
でも、今回伺った「小十」さんは大好きなお店です。
奮発して美味しい和食を食べようと思った時に、まず最初に頭に浮かぶお店ですね。
ソニー通りにあるお店ですが、気をつけて歩かないと見過ごしてしまうような、ひっそりとした外観。
そしてカウンター6席と個室(2つかな)しかない、16席の小さなお店です。
前回伺った時は3人だったので個室に案内してもらったのですが、今回は二人だったのでカウンターでした。
カウンターだとご主人の奥田さんと、お話しながらお料理をいただけるので、これまた楽しいです。
お料理は13000円と18000円の2つのコースになります。
18000円のコースをお願いしました。
・炙り平貝と12種類の野菜と山菜の和え物
炙った平貝の少し香ばしい香りと食感がたまらないですね。空豆やこごみ、せりなどお野菜もたくさん頂けて、春の香りのする1品です。
・アイナメのお吸い物
かなり大きなアイナメだと思われますが、身がぷりぷりとしていて美味しいです。
お出汁も上品でいうことないです。
・お造り(勝浦の本マグロの大トロ、淡路島の真鯛、島根のアオリイカ)
お刺身も本当にどれも美味しいです。
私は特にアオリイカがお気に入り♪塩とスダチで頂くのですが、めちゃくちゃ甘〜い。
大トロもさすが本まぐろだけあって、脂のノリが繊細でうまい。
鯛は皮を身とは別につけてくれているのですが、それまで美味しい〜!
・焼き物(近江牛のイチボ、甘鯛、筍、ノビル、ふきのとう)
この焼き物には脱帽です!!見た目からやられちゃいました!!
まず、近江牛のイチボのステーキ。感動の一言!!
口の中に入れて噛むと、旨みたっぷりの美味しい脂が溶け出してきます。
和食のお店でこのお肉を出されると、もう何も言えないです。
肉好きにはたまらない1品ですよ!!
あまりに美味しさにもっと食べたくなるけど、これくらいでちょうどいいのかな!!
次に筍。これまためっちゃ甘いんです。よほど新鮮なものを焼いているんだろうなって思いました。
そして甘鯛。身が柔らかいというイメージがある甘鯛なのですが、こちらのものはしっかりしていてびっくり。
こんな甘鯛は初めて頂きました。
そしてふきのとう。カラっと揚げてあって、ほろ苦くて美味しいです。
ノビルも揚げてあるのですが、クセもなく食べやすいですね。
・手作り桜海老飛竜頭とふきとワラビの煮物
飛竜頭の中の桜海老が出過ぎることなく香りと味を主張していて、優しいお味です。
・小柱の炊き込みご飯
土鍋で炊いてくれたものを持ってきてくれ、一度下げられます。
そしてお茶碗に盛って出していただいたのですが、これまた小柱の旨みとご飯が上品に溶け込んでいます。
おかわりも持ってきてくれ、余ると持ち帰りも出来ます。
おしんことお味噌汁も付いています。
・菖蒲風味のシロップかけ杏仁豆腐
このデザートもかなり高ポイントですね。菖蒲のかすかな香りのシロップがまたいいんです。
杏仁豆腐が好きな人なら、誰でも満足できるデザートではないでしょうか。
飲み物は焼酎(グラスで800円〜)や日本酒の他にシャンパンやワインなどもありました。
和食とワインっていうのも、いいですよね!
私たちの隣にいらした方は13000円のコースを頼まれていたようで、18000円のものとどれくらい内容が違うんだろ??と思って
ちょっと興味津々でお料理を見ていたのですが、
13000円のコースだとお造りの鮪が大トロ→赤身と中トロに、(アオリイカがなく、鮪と鯛の盛り合わせになっていたかも??)
お吸い物の具がアイナメ→筍のしんじょうに、
焼き物は甘鯛→甘鯛ではない何か別の魚に、そして近江牛とふきのとうはなく、
その他は筍とノビルの盛り合わせになっていたと思います。
ご飯やデザートなども、中身が違っているのかもしれませんが、私たちは早めにお店を出てしまったので
そこまでは分からずに、かなり残念っ!!
でも、私は18000円のコースにしてよかったと思っています。
だって、なんと言ってもあのイチボのお肉が食べられたのですから♪
満足度、かなり高しですっ!!
オススメ度:★★★★☆(本当は★4.5かな。★5つにしてもいいくらいにかなりお気に入り♪)
オススメ料理:近江牛のイチボの炭火焼・筍の木の芽焼・アオリイカのお刺身
予算:15000〜30000円
小十
03-6215-9544
東京都中央区銀座8-5-25 第2三有ビル1F