【2007年8月訪問】
元です。
盛岡中心地から外れた住宅街の中にある魚屋さん、島香魚店。三陸の海沿いの町、宮古まで毎日200kmの道のりを仕入れのために往復しているこの魚屋さんに併設されたお店が「海ごはんしまか」。店主自身が目利きをして仕入れた新鮮な魚をリーズナブルに食べられるお店のようだ。盛岡在住の知人からのオススメで、ランチを目指し車を走らす。
路地の行き止まりに静かに佇むこの店には、魚屋の入り口と食堂の入り口がある。
店内はカウンター数席とこあがり、奥に個室がひとつ。清潔感のあるシンプルな内装。カウンターの奥には、さまざまな形のお猪口が置いてあり、夜はそのお猪口でお酒を楽しみながら、魚介をつつけるようだ。
ランチは、A1,260円とB760円の2種類。ごはんと汁物、小鉢、漬物、食後の飲み物がつく。この日のお魚は前者が、かつを、煮だこ、するめいか、汐子。後者は、本マグロの赤身、トロ、白ボタン海老、平目、さわら、帆立、すい。
欲張りな僕は、Aのセットを頼み、刺身はBもお願いする。しかしメニューの刺身の種類を見ただけで相当リーズナブルなのに驚く。
小鉢は玉子焼き、汁物は吸い物が。刺身の盛り具合がとてもランチとは思えない豪華さ。
いずれも美味しかったのだが、特に旨かったのは、トロとボタン海老と帆立。トロは脂の質がいい極上のトロ。身もしまっていてトロだけどキリリとしている。ボタン海老はネッチリ、モッチリした甘みが口の中に広がる。帆立は大ぶり。ザクッという弾力のある歯ごたえとミルキーな甘みがいい。
それと、汐子(しょっこ)というのはハマチの事らしい。こちらではそう呼ぶそうです。聞き違いかもしれないけど、ハマチの若いのと聞いた気もする。すいは、歯ごたえのある白身の魚。
昼から新鮮な魚を楽しめるとは、この辺に住んでる方がうらやまし限り。夜の刺身以外のメニューも、また盛岡に行く際は是非試してみたい。Mixi内にコミュニティもあるようだ。ブログやコミュニティを主催するお店も最近増えてきた。お気に入りのお店とコミュニケーションを深めるには、こういうのはいいですね。
オススメメニュー:お魚なんでも
オススメ度:★★★★☆
盛岡・海鮮「海ごはんしまか」
019-645-2310
盛岡市大館町24−41
しまかは魚屋さん直営のお食事どころですから、大満足のお刺身を食べることができます。盛岡は他にも美味しいものがたくさんありますから、ぜひまた盛岡を訪れていただければ嬉しいです。