【2011年4月再訪】
元です。
名古屋は、飲食店に関しては関東よりは関西的発想が強いようで、「美味しくても高いのはねえ」という雰囲気を感じる。それ故「美味い、その上安い」と評価されているお店をよく耳にするのだが、最たるものが居酒屋。3,000円で美味しい物を満腹食べて、しっかり酔うというお店が充実している。東京でそんな店は?と最初に思いつくのは、五反田の日南だ。4月の送別会で、一緒に一番長く仕事をした同僚といったのもこの店だったなあ。
やっぱりこの店と言えば、1人1本限定のハラミ串。焼肉ではなかなか難しい部類に入るハラミの焼き加減は、こちらがお手本なのではないかと思う。周りのカリッとした食感とジューシーさは秀逸。肉類が充実しているこちらは肉居酒屋と言ってもいいかもしれない。
生ベーコン。生ハムのしっかり厚くカットしたものという印象ですな。
アボガドサラダ。
タコサラダだったっけか?
ユッケだったけか?
ハラミ串にもついてくるのだが、お気に入りのポテトサラダはたくさん食べたいので別注。
失念。一度メニューを撮影しとかんとな、と思う。
つくね。
カレーでシメ。
地下の高い東京にあって、しかも五反田駅近くで、これだけの料理をリーズナブルに出し続けられるこちらのお店には100年続いて欲しいものだ。肉と焼酎、の時には最初に候補にすべきお店かと。
オススメ料理:生ベーコン、ポテトサラダ(を追加)
【2007年8月訪問】
元です。
牛と豚の色々な料理と焼酎がドカッと揃っている日南。ハラミ串やなんこつハンバーグなど、ココに来たらコレ!という名物肉料理もあるんだけど、実はそれ以外にも魚が旨かったり、ポテトサラダが好みだったり、居酒屋として飽きのこない超優秀店。その上、高い焼酎さえ飲まなきゃ、3,000円〜飲み食いできるリーズナブルさ。店は古い建物で、少々窮屈で暗かったりするのだが、常に満員のお店には活気があって、居酒屋環境としては気持ちいい。
三田のアダンや表参道のクラカルミネのように幅が狭くて急な階段を上がる2階席は、酔っ払いの僕にはちょっと怖かったりする。2階は座敷とテーブルがあり、いずれも、客席に置かれた冷蔵庫からお酒をセルフでとるシステムでせっかちさんには有難い。この日は会社のチームメンバーとワイワイと飲むのだが、旨い料理と店の雰囲気が、トランポリンのように会話の弾み具合を高めてくれる。
メニューを開くと、2ページ分ずらっと牛肉料理、めくるとまたずらっと無菌豚の料理が並ぶ。串焼き、肉の刺身、魚の刺身、ハンバーグ、雑炊、鍋、サラダなど、場合によっちゃ節操のないバリエーションなんだが、どれも美味しいんで「次来たらコレも食べてみたい」とリピートの楽しみも満載。
生ベーコン。塩漬けした肉の旨味がしっかりしてうまい。生ベーコンて初めて食べたのだが、生ハムとどう違うんだろう?生ハムもボイルしてないから、結局同じ?使う部位の違いか?
名物のハラミ串やなんこつハンバーグは続きで。
魚は刺身もうまいのだけど、今回はカルパッチョを。ストレートなカルパッチョだが、魚がベロンとだれたものとは違い、白身の弾力がしっかりしてて旨い。
そして、1人1本限定でしか注文できないハラミ串。付合せにはポテトサラダがついてくる。ハラミの美味しさの影に隠れがちなのだが、これも旨い。ハラミは一緒についてくるニンニクスライスとマスタードで食べる。が、つけなくても充分美味しい。しっかりと塩を振って、周りはしっかりカリッと火を当て、中はジューシーに仕上げてある厚切りのハラミ串は絶品。部位は違うかもしれないが、フィレンツェ風ステーキに通じる美味しさ。
カリッとした歯ざわりで始まり、サクッと中に歯が通り、溢れる肉汁と塩が旨さを紡いで口に広がって終わる。旨い!ハラミが大嫌いな人と4人で来れば1人であと3本食べれるのに、と思わざるをえない。
こちらも名物の軟骨ハンバーグ。クラシカルなハンバーグソースをまとったハンバーグは、軟骨の歯ざわりが食感のアクセントになってこちらもなかなか。
もつ鍋。
なんこつカレーは、なんこつ入りの挽肉カレー。飲んだ後の〆にカレーが食べられるのは、なんだか嬉しい気分。
雑炊も食べる。
他に、夏野菜のピクルスと無菌豚のチャーシューも食べて、ビール+焼酎をわりと飲んで、1人3,000円ちょい。もっと色々食べたくなる、通いたくなる肉好きのための居酒屋。駅からの距離もすぐで、五反田の居酒屋としては、他を圧倒してるはず。
オススメ料理:ハラミ串、限定のタン刺、レバ刺、なこつハンバーグ、カレーなど
オススメ度:★★★★☆
五反田・もつ料理「日南」
03-3449-4425
品川区東五反田1−13−6
ここは予約した方が無難なのでしょうか。