【2008年6月訪問】
元です。
森下にある下町焼肉屋、静龍苑。渋い店構え、店内で地元に根を張って長くいい肉を提供している様子のお店。場所は、夕方から大行列の居酒屋山利喜の近く、道を挟んだ反対側。上のお肉は一見高い設定に見えるが、盛りが良いので結果的にはリーズナブル。1人前80ｇ設定の店が増える中、ここの（おそらく）100ｇ超の量は、（かつての標準量なのに）気前がいい店に見えてくるから不思議。質の良さもなかなか優秀。
ここで一番オススメのタン塩（2,700円）。薄切りで供される。その下に中タン塩（1,500円）、タン（1,200円）があり、それぞれタンもと、タン中、タン先となっているようだ。このタン塩がなかなか。厚切りのタンもいいけど、薄切りもいい。ボリュームが多いから厚いカットで数を少ないパターンでも食べてみたいなあ。
4人席のテーブルが４つ、4人席の座敷が４つのこじんまりした店内。17:30のオープン時間に来店したらまだ客は1組。客が入ると店内はモクモクとなるのだが、ロッカーに荷物を入れられるようになっている。決して綺麗な格好で来る店ではない。
メニューは、見開き1ページのシンプルスタイル。タンの質が3段階なのが特徴的。
酸味が少なく、辛みも強すぎない好みのタイプのキムチ（550円）。ここのキムチうまいので覚えておこう。
ほうれん草でなく、胡瓜を使ったナムル（550円）。キムチもナムルもボリュームが多いね、ここのお店。
ロースターは、ガス。
タン塩と見かけは違いが分かりにくいが、比較のために注文した中タン塩（1,500円）。比べるとやっぱりタン塩の美味しさがよく分かる。
上カルビ（2,200円）。他のテーブルを見回すと、ライス、大盛りライスを注文する人が多いのだが、それがよく分かる脂の強い美味しいカルビ。
タレで注文したカルビ（1,450円）とロース（1,400円）。並も質もそこそこ。夫婦2人でトータル5人前なので、注文量としてはごく普通だが、食べきれないのではと思うほどボリュームが多い。ライスも〆物も注文していないのに。こちらの店に来たら、1人2人前を目安にしないと食べきれない羽目になるかもしれない。量も質も満足のお店。割と近所の我が家にとっては使い勝手のいいお店だ。ちなみに子連れＯＫ。隣に来ていた女優Ｍさん、この店のことを分かっているのか綺麗とはいえない格好、どうやら焼肉好きのようだ。
静龍苑 (セイリュウエン)
オススメ料理：タン塩（2,700円）、キムチ
オススメ度：★★★☆☆
予算：7,000円弱
03-3632-2348
東京都江東区森下2-14-5
