【2008年12月訪問】
元です。
前回はフランス料理で会食した食べ仲間のひとり、P-サカナさんに連れて行ってもらった居酒屋「つず久」。すでに昨年のことになるけど、印象的な優秀店。立地も店構えも、店内の雰囲気も、この店を知っている人に連れて行ってもらわないと、なかなか足を踏み込みにくい。常連でにぎわっているお店は非常に窮屈で、「通してください〜」なんて言いながらトイレに行く感じの店だけど、人の密度が濃く、明るく楽しい。居酒屋好きのための居酒屋かも。
僕自身もどちらかといえば、こういう空間が好きで、隣の一人客や、お店のご主人とのトークが楽しい。「ご主人が多発するダジャレをうまく返せててるねぇ、カウンター客合格」なんてことを他の常連に言われたりする。
ちなみに料理も全般にウマイ。ムラもあるけど、居酒屋として納得の美味しさ、そしてリーズナブルさ。メニュー名がご主人の人柄を現していて、ダジャレものがいくつか。なので、よくわからないものもあるのだけど「これなーに?」と聞くと、ダジャレ披露が始まります。
ここの名物らしい山葵めしは最高。先味でドカーンと北海道産の山ワサビが爆発して涙がでるほど辛いんだけど、引きはものすごく早い。ワサビと海苔をぶっ掛けて醤油で食べるだけだが、釜で炊いたご飯と山葵が合うこと。辛いけどウマイ、病みつきごはん。ご飯が温かいので、山葵の辛さは後半どんどん飛んでいく。早めにガツッと食べたい。
ビールでスタート。
なまこ酢のボリュームがすごい。コリコリ、キューっと歯が入っていくなまこ独特の食感が存分に味わえる。
大ぶりの茄子浅漬け。
お造り盛り合わせ。色々入って豪快でリーズナブル。どのメニューも豪快。味もなかなか。多少当たり外れありだけど、生しらすや、鯖の美味しさが印象に残っている。
確かメニュー名が「名無し」だったような。鮪の背びれ当たりらしいのだが、別段部位の名前がないので、「名無し」というメニュー。ネッチリとした脂を持つ独特の食感。
山葵飯を注文してしばらくたつと、釜でドンとごはんがやってくる。
つやつやごはん。
海苔をドカンとかけて、豪快にかきこむのが似合う。
どれも美味しく、リーズナブルで、ワイガヤの楽しい店。一人でいっても寂しさが紛らわせそうな、温かいお店。1人6,000円いかなかったはず。また来たいぞと。
つず久 (つずく) (居酒屋 / 牛込柳町)
★★★★☆ 4.0
オススメ度:★★★★☆
予算:6,000円弱
03-3268-6467
新宿区市谷柳町8
つず久だけど、うちから激ちかで、夫婦でよく行ってます。
こんどは、ついでにうちによってください。
卵焼きもうまいよ