【2010年1月再訪】
元です。
以前リニューアルオープン時に初めて伺った、老舗銀座アスター新宿店。ランチでも伺ってみる。老舗の安定したサービスと料理に安心して楽しめるお店。父曰く「デートのゴールデンコースで、新宿で映画を見て、アスターでご飯を食べによく来た」とのこと。その店に親子3代で来るとは感慨深い。
炒飯は子供がバクバク。
牛肉とセロリの焼きそば。
海鮮焼きそば。間違いの無い、気持ちいい時間を過ごすのに最適な新宿のランチ店だ。
予算:1,800円(ランチ)
【2009年11月訪問】
元です。
銀座アスターのオープンに呼んでいただいたのだが、なかなか美味しい料理の数々。老舗大箱はなんとなく避け気味だったが、それを見直すきっかけになった。新しいチャレンジも楽しいが、王道の料理がしっかり美味しいのだ。
子豚の丸焼きを見たのは、バリで食べて以来だ。パリパリの皮がなんともウマイのだよね。
食前酒3種。一番手前は、純米酒の洞窟内熟成もので10年の「古熟」。真ん中は紹興酒の10年物。一番奥は、紫もち米を使った黒杜酒。和と中の地続きなお酒の変化。
前菜。ホタテは、柚子が散らしてあったりするのが新鮮。カリカリのチャーシューが相当にウマイ。
こちらもカリカリの丸焼き豚の皮。
皮はパオに包んではいるが、北京ダック風。
フカヒレは、毛鹿鮫と吉切鮫の食べ比べ。
少量づつではあったが、フカヒレを2種類食べ比べるのは初めての経験。味付けも違うのだが、フカヒレそのものは毛鹿鮫の方が好み。繊維が細いけど束になってる。吉切鮫はひとつひとつの繊維が太めかな。
子豚の身の方は「お好みで砂糖も」と言われるが、シンプルに塩が美味しい。
一番の絶品、壷蒸しスープ。ふかひれ、鮑、なまこ、干し貝柱などが入っている。
牛肉の串揚げ、シルクロードスパイス。黒猫夜で食べるウルムチの味付け。クミンが効いて、インド方面の味わいにも近くなってくる。定期的に中国に渡り、全土から料理をつれて帰ってくるのだそうだ。
ビールに次いで紹興酒。
さて、ここでフォアグラ。全体の構成の中でやや重めの印象あり。片栗粉をつけて、カリカリに仕上げ、黒酢ソースがかかる。
食事は湖北式高菜風味のスープかけ焼きご飯。乾物になっているお米のあんかけよりも、こちらの方がお米らしいほくほく感があるから好き。香妃園の鶏そばを思い出させるやさしい味わいのスープに、カリカリに焼き上げたおにぎりが入る。乳化の度合いがやや弱い気もするけど。最近スープ飯、主に家庭料理ではやっているみたいね。
厨房を見学させてもらった後は、デザートビュッフェ。
こちらも派手である。
父が母と映画帰りによく寄ったというこの店。長くやっているだけあって、色んな人のドラマを包み込んでいるんだろうなあ。
今後もそういうお店になっていくだろう。
全体にリーズナブルに合わせて来ているので、お店の華やかさに比べたらリーズナブル。会食にも、普段使いにもいいかも。
銀座アスター 新宿賓館 (中華料理 / 新宿三丁目、新宿、新宿御苑前)
★★★☆☆ 3.0
新宿・中国料理「銀座アスター」
03-3351-4351
新宿区新宿3-5-4 新宿レインボービレッジ5F