【2009年12月再訪】

元です。

昼も素晴らしいが、夜も素晴らしい本濱。この素材の、この仕事を施した料理が、これだけの量出てきて、どうしてこの値付けで成り立つのか、とっても不思議。後から知ったのだが、どうやらご主人のご実家、愛媛の仲卸で、そちらから空輸された地魚を使っているらしい。

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最も印象的だったメインの塩釜焼きを割ると、中には、真鯛と胡椒鯛という2種類の鯛が。真鯛ももちろん美味しいのだが、しっかりと脂が乗って凝縮した旨みのあるふっくらとした身の胡椒鯛が実に旨い。あまり市場には出まわらないものとのこと。

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さて、蟹からスタート。内子と外子と、身と味噌と。おいしいところてんこ盛り。

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日本酒が実によく合う。ボトルが進む。

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そして吸い物は、天然トラフグと卵豆腐のもの。プリっとした身が美味しい。

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里芋と粟麩の田楽。粟麩は粟で作った生麩。

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刺身は、石垣鯛、血鯛、メジマグロ、わらさ、ハタの焙りに、フグの煮こごりもつく。ランチ同様に一味がパラリとかかる。

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メインとしてやってきた塩釜焼きがどんとやってくる。木槌で割って、場が盛り上がる。お祝い事にはいい演出となるお店かと。

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2種類の鯛が出てくるところも気が効いている。この辺で大分お腹が満たされてくるが、まだ料理は出てくるのだ。

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焼きふぐ。

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蕪と鱧とアオリイカの餡掛け。

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そして牡蠣と焼きおにぎりの〆。相当な満足感だ。

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いやー、ここは会食には最高ですな。16人ほどのお店貸切なんかもいいかも知れない。また、どうにかして機会を作って訪れたいと、強く思うお店。コースはこれで、8,000円という驚愕価格。6,000円のコースもあるようだ。


【2009年12月訪問】

元です。

御成門にある驚愕の魚ランチ濱壹(はまいち)の支店が浜松町駅近くにもあるとのことで、ランチで伺う。ランチの内容は全く同様で、値段こそ本店より高めの1,200円だが、それでも圧倒的なリーズナブルさの満足ランチ。リーズナブルなだけでなく、その料理の質も素晴らしい。ちなみにランチはこれひとつでやっているようなので、席に着くと自動的にこれが運ばれてくる。

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鯛の炊き込みご飯(しかもお代わり可!)、あら煮、その上に乗るカレー風味の唐揚げ、お刺身、湯豆腐、お吸い物、香の物がついている。おかずのひとつひとつがそれだけでメインをはれるレベルのもの。

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鯛のアラと、よく味の染みた大根とがいい。味はしっかりめ。さらにその上に揚げたてのカレー風味の唐揚げが乗っている。

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柑橘の酸味を効かせた醤油に一味をパラリ。紫蘇も添えてある。魚は、ブリ、鯛、ハマチなど。今回はブリが角が立って脂がのって実に美味。

そして、豆腐は奴かと思いきや湯豆腐。これも嬉しい。生姜がのって醤油で。

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優しい味わいの鯛めし。

やはり素晴らしいお店。濱壹のカウンターよりも、こちらの席はずいぶん余裕のある作りで、ゆったりできる。BGMにはジャズが流れ。

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さて、これは夜もこないといけないぞと。

本濱 (魚介料理・海鮮料理 / 大門、モノレール浜松町、浜松町)
★★★★ 4.0

オススメ度:★★★★☆
予算:1,200円(ランチ)
浜松町・和食「本濱」
03-3437-1474
港区浜松町1-20-5