しずる！写真グルメガイド : 築地・居酒屋「魚や　粋」

【2010年5月再訪】

元です。

「築地でサクっと、牡蠣で飲む」そんな時に最適な「魚や粋（いき）」。最近は年中混雑して観光化する築地場内外と一線を画す、築地四丁目の交差点角にあるこちら。お土産屋を中心とする商業ビルの中という、飲食店がありそうもない場所に現れるから、場内のような混雑はないし、その一方で牡蠣を中心とした魚介のクオリティは抜群。

この店まさに”あらわれる”という表現がぴったりで、このビルの店舗のシャッターが閉まる夕方、その廊下を利用して出現するのだ。折りたたみのテーブルと椅子は、長居には向かないが、いつも人で溢れている。

仲卸が展開するこちらでは、季節ごとに美味しい牡蠣を複数用意してあり、食べ比べが実に楽しい。岩牡蠣と真牡蠣を食べ比べ。

注ぐと凍る過冷却酒は、暑い日に気持ちイイシャーベット。

蛍烏賊もプリプリの食感が旨い。

グラタンも外せない。

この後2軒目に展開する予定なのに、ここで随分酔う。酒と肴がそれぞれを進めさせてしまう危険なお店でもある。一人4,000円なり。ここのカレーも気になるぞと。

【2009年4月訪問】

元です。

立呑みのお店は、一時のブームを過ぎて定着しつつある感がある。だけど僕自身は、料理やお酒をちゃんと向き合いたいから、落ち着かない立呑みは得意じゃない。

ただその気軽に立ち寄れるムードは好きだったりするわけで、そんな僕のわがままを受け入れてくれそうなハイブリッドの魚介系居酒屋がこちら。「牡蠣をちゅるっとやって次の店に向かおう」なんて時に重宝する。既に昨年の話、王様に連れて行ってもらったのが、ここ魚や粋。