【2011年2月訪問】

元です。

青森は、震災の風評被害で観光客が激減している。復興に向けて被災地以外の人ができることのひとつに、被災地や風評被害地域へ旅行すること、ってのもあるはずだ。そんな旅行の一番の魅力はやっぱり食。青森の豊かな食の中でも、2月の旅行で、最も驚いたお店がこちら「千陽(せんよう)」。信頼できる筋の情報が無ければ、「水産科学館(水族館的)の中にある食堂」と聞いて、行ってみようとは到底思わなかっただろう。

オフシーズンで市場もやってない2月の日曜日のランチ、新鮮な海鮮を楽しもうと思ったらココは間違いない場所だった。ランチなので、多くの料理を食べられたわけではないが、刺身の質の良さだけでなく、揚げたきんきんも最高。夜来れなかったのが残念で仕方が無い。

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お刺身定食は、1,000円と2,500円のものがある。1,000円でも十分美味しく楽しめるのが、毛ガニや鮑がつく2,500円の方も値段以上の満足度だ。あからさまに鮮度の高い刺身類を食べると、これは安いと感じる内容。
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場所は、八戸からローカル線に揺られ、鮫の駅を降りて15分ほどあるいた海沿いの水産科学館「マリエント」の中。

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そこの4階にあるレストランは日本海を望むパノラマが気持ちいい。マリエント内はガラガラなのに、レストランだけ満席で待つ、という不思議な場所だ。

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ビールに続いて日本酒へ展開するが、どの料理も酒によく合う。

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毛ガニ。

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タコ、北寄、ソイ、鮑。

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鯛や鮑のキモも。

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キンキン(こちらではキンキはそう呼ぶようだ)の唐揚げポン酢定食(1,500円)。周りがカリカリで身がふっくら、という抜群の火入れ。

水産科学館での評判が高まって、今年八戸市内にお店を構えているそうだ。そちらも機会があれば是非伺いたいところ。

千陽 割烹・小料理 / 鮫駅
昼総合点★★★★ 4.0

オススメ度:★★★★☆
予算:1,000円〜(ランチ)
八戸・海鮮料理「千陽(せんよう)」
0178-33-7828
青森県八戸市鮫町字下松苗場14-33 八戸水産科学館マリエント 4F