【2010年3月訪問】
元です。
オーガニック、無農薬、産直、循環型、野菜がウリ、などという店は左脳的コンセプトが先走って、外食店として人を惹きつける「家では食べられないものを美味しく提供する」という最も根本的な右脳的概念が抜け落ちている店が多い。しかし、そういう話は過去のものになってくるかもしれない、とこの店に来て思った。
kurkku kitchenは、小林武史さんや櫻井和寿さんのAPバンクがプロデュースするお店。しかし、プロデュースパワー以上に、運営側のパワーを感じる力のある素材と、調理が前面に出ている。故に、コンセプトだけでなく、美味しいのだ。メインの肉はとても美味しいし、それを支える野菜たちも美味しい。いい素材をいい調理で、という外食の原則が高いレベルで実現されている。
ここは、豚が美味しい。以前イベントに呼んでいただいた鹿児島エコファームの豚は、プリフィックスコースのメインにラインナップされてあり、肩ロース、モモ、バラなどが選べる。その他チキン、羊、牛もあるけど。
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