【2010年6月訪問】
元です。
銀座三越への出店2店目となった飄香。メニューの構成には違いがあるのと、銀座価格でやや高めなのを考えると、やはり代々木上原に行きたくなる。乳酸発酵唐辛子、トーチ、紫蘇、黒酢、山椒などの調味料と素材を巧みに組み合わせ、一皿ごとに新しく、同時に完成された料理として供されるお店。四川をベースにしながらも、創意溢れる温故知新の数々。中国料理にありがちな、のっぺりした近い印象が続くことは一切なく、料理を食べるたびに新鮮な驚きと美味しさに感動してしまう。
辛いものもあるのだが、「辛い」という印象より「香辛料の味と風味がする」という印象が不思議。本来唐辛子がもつ旨みと甘みを上手に引き出しているのかもしれない。
例えば、黒酢の酢豚上海スタイル(1,600円)は、黒酢を煮詰めすぎない軽やかな使い方が特徴的で、素材の味がしっかり立っている。ざっくりと大ぶりに切った野菜の味も食感もとてもいい。 続きを読む
元です。
銀座三越への出店2店目となった飄香。メニューの構成には違いがあるのと、銀座価格でやや高めなのを考えると、やはり代々木上原に行きたくなる。乳酸発酵唐辛子、トーチ、紫蘇、黒酢、山椒などの調味料と素材を巧みに組み合わせ、一皿ごとに新しく、同時に完成された料理として供されるお店。四川をベースにしながらも、創意溢れる温故知新の数々。中国料理にありがちな、のっぺりした近い印象が続くことは一切なく、料理を食べるたびに新鮮な驚きと美味しさに感動してしまう。
辛いものもあるのだが、「辛い」という印象より「香辛料の味と風味がする」という印象が不思議。本来唐辛子がもつ旨みと甘みを上手に引き出しているのかもしれない。
例えば、黒酢の酢豚上海スタイル(1,600円)は、黒酢を煮詰めすぎない軽やかな使い方が特徴的で、素材の味がしっかり立っている。ざっくりと大ぶりに切った野菜の味も食感もとてもいい。 続きを読む