しずる!写真グルメガイド

オススメのレストランとメニューを写真で紹介する”本能直撃”グルメガイド。

フランス料理

池尻大橋・フランス料理「OGINO(オギノ)」5

【2010年11月訪問】


元です。

色々なジビエをこれでもかというほど、お腹いっぱい楽しみに行った11月のOGINO。熟成の深い鳩や、ジビエのパイも楽しむ。甘みも旨みもほろ苦さも全部一緒になった力強い味は、決して喉の通りのいいものではないが、命を取り込むエネルギッシュな満足感がある。また、魚料理の美味しさに新しく開眼させられた訪問にもなったぞ。

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いつも通り、妻と弟夫婦で訪問し、ワイワイと食べる。

 

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六本木・フランス料理「Edition Koji Shimomura(エディションコウジシモムラ)」5

【2010年7月再訪】

元です。

「この店の火を入れた牡蠣は、今まで食べたどこの生牡蠣よりも、美味しい”ナマ”牡蠣だ!」 これがはじめてEdition Koji Shimomuraで食べた時の僕の印象だ。巧みな素材の組み合わせと繊細な火入れで、素材以上の持ち味を引き出す料理は、”素材が再構成”された芸術的な美味しさ。バターなどの乳脂肪を最小限に抑えて、食べた後も重くない料理たち。この素材使いの巧みさ、なるほど食彩の王国で時々登場するシェフなわけだ。

妻との結婚記念日に行くのはタワシタと決めているのだが、週末のお昼ということで、急遽こちらに伺う。 

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こちらのスペシャリテとなる、海水で軽く火を通した牡蠣の冷製。数秒火を入れて風味を高めた大ぶりの真牡蠣に柑橘の爽やかさをまとった海水ジュレで包んである。牡蠣の下にはクリームが敷かれ、上にはパリパリの食感の岩海苔が乗る。口に入れると、牡蠣自身の風味と、牡蠣のもつ味の要素を分解&最強化したかのような、海水のジュレとクリームが追いかけてきて、口の中が海の中のようだ。続きを読む

軽井沢・フランス料理「No One's Recipe(ノーワンズレシピ)」3

【2009年8月訪問】

元です。

今や軽井沢の雰囲気を作る中心といってもいいほどになった星野リゾート。初めて訪れた時の石の教会やコテージ、星のや、トンボの湯など、周りの自然を延長して設計した施設は、旅行の行程すべてをその土地らしさで包んでくれるから、軽井沢旅行の楽しみを一段と印象深いものにしてくれる。昨年の夏は、その中核のひとつ、ホテルブレストンコート内のNo One's Recipeでランチ。

子連れファミリー2家族で、コア時間を外した静かな空間で、食事も会話も満たされた。

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ランチは、3,500円と5,000円のプリフィックス。前菜、メイン、デザート、カフェ。5,000円になると、スープと、メインが2種になる。続きを読む

湯河原・フランス料理「HERLEQUIN BIS(エルルカン・ビス)」4

【2010年3月訪問】

元です。

湯河原の古き良き温泉情緒溢れる、狭い道路を縫う中に現れるHERLEQUIN BIS(エルルカン・ビス)。竹林のロケーション、足湯やテラス席など、温泉地らしいその箱自体も気持ちがいい。しかしそれよりも印象的なのは料理。和の素材を生かした洗練のフランス料理だが、火入れの妙、多様なソースを素材と合わせる楽しみと、正統な技術が生きている上、料理すべてが美味しく、ムラの無い間違いなさが最も印象的だった。始終楽しく美味しい時間が過ごせる質の高いお店。

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料理の満足感と比べると、ランチはリーズナブル。子供もOKで、子供が幼稚園へ通い始める前の平日家族旅行を締めるには相当いい時間が過ごせた。

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赤坂・ワインバー「Foyer(ホワイエ)」

【2010年3月再訪】

元です。

ランチだけでなく、夜もいい赤坂のワインバー、ホワイエ。病気療養のため3月いっぱいでシェフ交代と聞いて、今のうちに行かなければと、仕事を途中抜けして夜の食事に伺う。3,900円のプリフィックスディナーは、20時で終わってしまうが、とってもお得。そして、路地の奥まった場所の、こじんまりとした味のあるお店は、巣篭るような感覚で心地いいのだ。

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ひとりでも、少人数でも楽しめる落ち着く箱。

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広尾・フランス料理「a nu retrouvez-vous(ア・ニュ)」4

【2009年1月訪問】

元です。

昨年オープン前後から話題になっていた広尾のa nu retrouvez-vous(ア・ニュ)。ル・ジュー・ドゥ・ラシェットの下野シェフのお店。ジビエのこの季節にチャンスを見つけて伺う。フランス料理オタクの友人が勧める「コンパリジョン」(12,000円)のコースをオーダー。コンパリジョン(比較)と名のついたコース、1素材を2種類の料理で食べ比べながら皿を進めるユニークなコースで、この日の素材は、「トマト」「鱈」「鹿」「イチゴ」の4つ。

現代的な調理法と伝統的な調理法の比較という構成も面白いし、皿にあわせてお任せしたグラスワインのセレクトや質も実に満足。

この中で感動したのは鹿。内腿は3週間の熟成を経て、柔らかく、風味よく仕上がっている。低温でレアに火を入れられ、肉としてはとても洗練された滑らかさがベースになって、ジビエらしい風味が軽やかに乗っかってくる。

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お店は広尾、箱が細長め30席弱。しかし、レイアウトの工夫と印象的な高い天井で狭くは感じない。

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代官山・フランス料理「Les enfants gates(レザンファン ギャテ)」

【2009年11月訪問】

元です。

恒例の食べ仲間4人での会食。今回は、レザンファンギャテでテリーヌ祭り。通常の8種類にこの時あった1種類、デザートの1種類を含めて、11種類のテリーヌを全種食べるということに。これだけの種類のテリーヌを食べられるのは、きっとここだけ、この日は人生のテリーヌデーとして記憶されることになる。

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テリーヌというと、作りおきの前菜として”静的”イメージが強いが、こちらの店のテリーヌは実に”動的”。温かいものや、香りがブワッと広がるもの、平坦でない味のモザイクなど、動きを感じる料理。テリーヌを続けて食べても飽きるどころか、驚きと楽しさが続くのだ。

テリーヌ型で、オーブンや湯せんで火を入れるという調理法のルールの上で、どれだけ素材とその組み合わせで料理の豊かさを表現するか、ということにこれだけチャレンジングで、かつ成功しているお店はないだろう。

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銀座・フランス料理「le 6eme sens d'oenon(ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン カフェ・バー)」3

【2009年11月訪問】

元です。

店名を見た瞬間、覚えるのを諦めたくなる気持ちを乗り越えてお店に行くと、コリドー街に面した大きなガラス張りの窓とオレンジの椅子が鮮やかに目に飛び込んでくる。3年連続で星を維持しているダイニングは、カフェとはまた違う暖炉のある落ち着きを持っているようだが、カフェのランチもそのコストパーが抜群。

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ランチは1,500円〜だが、気持ちのよい、美味しいランチ時間を銀座で、という日にはいいお店だ。

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白金・フランス料理「カンテサンス」5

【2009年2月訪問】

元です。

フランス料理オタクの友人が定期的に訪れる予約困難店、カンテサンスにお誘いいただくことができ、喜び勇んで足を運ぶ。スペシャリテの山羊のババロアやブータンノワールが印象的。1コースのみで提供される料理はすべてにおいて創作の熱意がこもっているのだけど、技巧に走り過ぎない芯の強さがある。1皿ごとのワクワクがあるんだけど、安心感もある、そんな印象。グランメゾンの大箱とは違った空間もまた、岸田シェフの「全部自分の目と手が届く範囲でやりたい」という意気込みの表れか。この素晴らしい料理で、この席数なら予約困難も頷ける。

食いしん坊4人での食事は、またしても4時間以上のメシトーク。

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スペシャリテの山羊のババロアは塩とオリーブオイルの美味しさの引き立て役になっているように感じられる。印象的な1皿。

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恵比寿・フランス料理「ジョエル・ロブション」4

【2009年1月訪問】

元です。

タイユバンの頃、バブルの残り香がして、どうも足が伸びなかったが(お財布も届かなかったけど)、ジョエル・ロブションになって、4年くらい(?)経過。評判もいいということで、妻の誕生日に予約を入れる。

今の世間の不況感を一気に忘れさせてくれる、非日常の空間、サービス。お店にいる時間は、現実から気持ちをパツッと切り離してくれる隙のなさはさすが。料理も素晴らしい。柑橘やハーブ類を多く利用したり、エルブジ的技巧で味に広がりのある創作フレンチながら、フレンチらしく1皿ごとに味はしっかりしている。そして、美味礼讃に描かれたような、食べきれない量の料理の贅沢を目で楽しんでた時代を想像させるような贅沢感を、パンやプティフールのサービスでは感じれたりもしたり。

090117ロブション15プティフール

夜のコースは、22,500円と36,000円の2つ。カルトもあるけどお初なのでコースで。

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しずる【sizzle】とは、もともと英語で肉の焼ける「ジュージュー」という擬音語。「本能的に食欲をそそる、官能に訴える」という意味の言葉。

とにかく食べる事に貪欲な2人が、東京を中心にお勧めのレストランを、”本能を刺激する写真を通じて”紹介するガイドです。お店だけでなく、そのお店のオススメメニューを紹介。

【オススメ度】の目安

★★★★★ カテゴリーの最高峰で、他の追随を許さない店。最後の晩餐ならココ。
★★★★☆ 複数の観点で満足度が高く、通い続けたい愛すべき店。
★★★☆☆ 特徴が立っており、人に薦めたいと思う優良店。
★★☆☆☆ 基準となる可も無く不可も無い、多数派を占める店。
★☆☆☆☆ 存在意義を感じない店。

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げんプロフィール

げん

食べる事、特に焼肉が好き。大勢で食べ「全メニュー制覇」を狙う「焼肉倶楽部」/癒し系ラウンジ「Lounge406」(終了)/オトナの修学旅行・オトナの運動会など「オトナ企画」主催。

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