【2011年10月再訪】

元です。

「名古屋には美味しいお店が少ない」という通説を、周囲と話題にする時によく耳にするのが「実は、美味しいお店も案外ある。ただ、地元の人は本当に好きなお店を、あまり周りに教えない。」ということだ。連れて行ってもらって「いい店だ!」と思う店が、WEB上で口コミが少なかったり(時には口コミ自体ない)、評価が低かったりすることが往々にしてあるのは、この名古屋人の特徴のひとつの証左なのかもしれない。

そして、その例に最もよくはまるであるカテゴリーが居酒屋。僕は、周囲のオススメや「名古屋の居酒屋」を頼りにしているが、名古屋の(主に老舗のディープな)居酒屋の充実度たるや、飲兵衛のテーマパークといえるかも知れない。

そんな素敵な居酒屋の一角をなすのが「大江戸(おおえど)」。大江戸とはいいながら、東京にはゆかりはないらしく、串カツやどてなどの名古屋ならではのものを含む、酒の肴にぴったりのつまみ類が充実の居酒屋だ。8席ほどのカウンターと、奥に8人ほど入れる座敷の小さな店では、連日お酒を楽しむ人が肩を寄せて詰め込まれている。

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カウンターに並べられた惣菜類もいいし、串カツやどてもうまい、刺身もうまい。それだけではなく、チーズやミートソースを使った創作料理も多い。ビールや日本酒だけでなく、焼酎もワインも楽しめる受けの広さがある。どてにワインなんてのもありなお店だ。もちろん「お値打ち」文化にあって、価格もリーズナブル、1人4,000円を超えることはまずないのではないか。続きを読む