【2008年12月訪問】
元です。
以前、調布の実家に帰った際、評判のよい鰻「鈴木」にお昼に行ってみたのだが、フリで訪問したところ、お昼はもう終り、その上子連れ禁止ということで諦めた。それが心残りで、この年末にまた調布に帰省した際、再チャレンジ。12月31日だったのでもうやてないだろうと半ば諦めて電話したら営業していた。早速予約を入れて昼に伺う。
カウンターに座って待つ遅めのお昼14時。お昼最後の客だった僕らが座るカウンターの中でご主人が寡黙に、1匹、また1匹と活けの鰻をさばいていく。噂には聞いていてが「なるほどこりゃ待ち時間相当だ」と覚悟を決めるが、昼はつまみもなく、ひたすらさばく手を見つつ、家族の近況を語りつつ、じっくり待つ。BGMがロックでカジュアルなんだけど、マンションの1階とは思えない、仕事に対するこだわりの強い店なんだということが伺える。
ちなみに電話予約の際の注文も受け付けておらず、鰻とはそういうもんだ、と待つ客のみに美味しい至福の時間が訪れる。
メニューは、
・うな重(2,840円)
・白焼き重(2,840円)
・蒲焼(2,550円)
・白焼き(2,550円)
うな重はもちろん美味しかったが、一風変わった味付けと風味の白焼き重が特に印象的だった。海苔、紫蘇、大量の青葱がお重に鰻とともに乗っている。酢橘酢を使ったタレは爽やかで、薬味は風味がよく、脂がのった鰻とよく合う。鰻の新しい美味しさ。
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